40歳以上の転職⇒№5:40歳の転職の満足度と失敗談事例

転職 - 総合

 

40歳以上で転職を希望される方々のためになれば、と思い、シリーズ化し始めた、本記事を含む 「40歳以上の転職」 は、今回で 5回目となります。

今回は  「40歳の転職の満足度と失敗談事例」 について、見ていきます。

 

下表は本シリーズ記事の目次表となります。

第一回 転職が難しい理由
第二回 転職後の年収について
第三回 40歳の転職の行動実態
第四回 40歳の転職の行動実態ー2
第五回 40歳の転職の満足度と失敗談事例(本記事)
第六回 40歳の転職を成功に近づけるポイント
第七回 求職者に求人企業が求めるもの

 

 

転職の満足度

40歳以上の人たちの実際に転職についての行動実態を前回までの記事で見て来ましたが、その転職により満足しているのか?していないのか??

これは非常に重要なところです。

 

今回は、男女混合での結果を見ていきます。まずは、下グラフをご覧ください。

 

転職満足度(正社員・正職員) 40歳以上 男性・女性 混合
※リクルートワークス研究所-「ワーキングパーソン調査2014」 より

 

上グラフを見ると、転職の満足度は 男女ともに、大差ない結果となっています。

 

転職が 「良かった」 という人は間違いなく転職成功ではありますが、40歳以上の転職が今まで見てきたように、難しいところを考慮すると、「どちらとも言えない」 は失敗しなかったことが良かったと言えるのかも知れません。

一方で、「良かったとは思えない」 人は、明らかに転職に失敗した人たちであります。

 

確かに40歳以上の転職者は、35歳以下の人たちに比べると、転職が 「良かったとは思えない」 という人の割合は、概ね 5~10ポイント程度増えてしまいますが、転職に失敗する人はどの年代でもいる訳です。

 

ここで重要なのは、40歳以上でも転職に成功する人が、半数以上いることと、最悪でも現職の状況と比べ、あまり変わらない以上の転職が出来る人は、約85%~90%近くいる という事実です。

この事実は、40歳以上の転職 としてシーリズ化してきた本記事シリーズの、第一回 「№1:転職が難しい理由」(←リンク) で挙げてきた、40歳以上の転職が難しいと言われる中でも、転職活動の進め方次第では、40歳以上の人の転職は 「可能」 ということを示唆しています。

 

上記は、これから 40歳以上での転職を志す人たちにとっては非常に大きな朗報であります。

 

転職に失敗する人たち

前項で、転職に失敗する人たちは、どの年代でもいる。ということを記しましたが、実際に転職に失敗した人たちは、なぜ失敗したのでしょうか?

前項で、統計から 40歳以上の人の転職は 「可能だ」 と記しましたが、転職に失敗する人もいるとも記させて頂きました。

そういう失敗された人の体験談を確認していくことで、反面教師とし、転職活動に役立てて行こうと考えます。

 

この課題をいろいろな体験談から検討すると概ね以下の問題点が浮かび上がってきます。

  1. 年収への固執①
  2. 年収への固執②
  3. 転職活動への入り方
  4. 今までのキャリアを整理しない

 

1.年収への固執①

本シリーズの 「№2:転職後の年収について」 で見てきたように、40歳以上の男性の転職理由でも、一番に挙がる年収ですので、年収には固執しやすい傾向は間違いなくありますが、年収固執しすぎると逆に悪い方向へ導いてしまうことが多々あるので注意が必要 です。

 

ここで、年収に固執し過ぎた人の事例を紹介します。

 

Aさんは、現在43歳。転職は今までに7回。現職の年収は、約430万円。
初職は証券会社に入り、続けていれば、今頃ゆうに年収 1,000万円 は下らなかったと思われます。

しかし、初職はわずか3年で退職。
理由は先輩が立ち上げた小さな証券会社に誘われたから。

当時の年収以上を提示され、誘いに乗ります。しかし、その会社は2年で経営が傾き退職を余儀なくされました。

次は業種を変え、不動産業へ入りました。
年収は大幅に落ち、その年収では満足出来ないと、職を概ね2年から3年に1回の頻度で転々とします。
転職の度、企業規模は小さくなり、応募しても、書類選考で落とされるようになる率が高くなり、今ではもはや年収は望み通りにはいかなくなりました。

 

Aさんは、今では転職を諦めているそうです。

 

問題点の整理

Aさんの問題点 として、転職マーケットにおいては、転職が多すぎるのは明らかに不利 だというです。

Aさんと同じ 7回の転職でも、最初の 6回の転職は 1年ほどで転々とし、最後の職業には、10年以上務めた人は、転職の際には比較的好意的に見られます。

しかし、Aさんのように、2,3年と一定間隔で職を転々とした人は、企業からは一番嫌われるパターンの人 です。

「採用してもどうせ、2年か3年で辞めるんだろうな・・・」 と思われたら、まず間違いなく採用されませんし、そう思われる可能性は極めて高いのです。

その上、年齢も上がってきてしまい、より転職先の選択肢が狭まっています。

その結果、Aさんは、人出不足や人の出入りが比較的激しい、不動産業などの営業などしか転職先の門が開いておらず、それを除くと、具体的な業種の記載は控えますが、不人気業種しか転職先としてはない、という状態になるところまで来てしまいました。

 

Aさんの年収は下がるべくして下がったと言わざるを得ない でしょう。

 

2.年収への固執②

続いて、またもや 「年収への固執」 ということで、まずは事例を紹介します。

 

Bさんは、現在ちょうど40歳。ある会社の営業課長というポストについていました。その会社では、ある程度の実績も出している中で、Bさんは転職によるキャリアアップを目指すようになります。

Bさんの転職活動は順調に進み、何と、年収650万円であったのが、900万円での営業課長職への就職が決まりました。

キャリアアップ転職は成功したかに見えました。

しかし、いざ入社して働き出してみると、そこは課長以下2名しかいない、弱小営業課であり、業務は激務。課長自らが一担当者として必死になって働かなくてはいけない日々。

前職と比べると、そのギャップはすさまじく、Bさんは数か月で精神的に弱くなり、半年後にには、鬱 と診断され、結局は、入社後 8か月で退職してしまいました。

 

Bさんはその後、体調を取り戻したとのことです。

転職がその後上手くいったのかどうか分かりませんが、上手くいっていることを祈るばかりです。

 

 

問題点の整理

Bさんの問題点 は、転職先の職場の雰囲気調査を事前にしていなかった 点が大きくあります。

職場の雰囲気が理由で、人間関係がもつれたり、Bさんのように精神的にまいってしまったりとするケースは非常に多いのです。

 

3.転職活動への入り方

ここでも事例をみていきます。

 

さんは大手企業の管理職として仕事をしている 45歳のベテランです。

このときの年収は 1,300万円。

通常であれば、そのまま勤め続け、その会社で定年を迎えるはずでしたが、ここまで来て、会社による大規模なリストラ計画が発表されました。
そのため、早期退職制度を利用し、転職を決意したのです。

今まで、その企業 1本でやってきたCさんは、「転職をするのだから、年収は1,000万円程度に落ちても文句は言えまい。」 とし、職を探すために転職エージェントに相談しましたが、エージェント側から提示される求人はどれも、今までの年収どころか、覚悟していた年収 1,000万円にすら遠く及ばない求人ばかりで、最終的にはエージェントとの関係を切ってしまいました。

その後、自分で職を探し始めましたが、自分で探してみると、良い求人どころかエージェントから提示を受けた求人ほどのものも見付かりません。

ここまで来て、やっと転職マーケット上での自身の価値を思い知らされた Cさんは、元の転職エージェントに戻り、年収を最終的には 600万円程度まで下げ、トータルで約1年ほどの転職活動の末、転職をしていきました。

 

Cさんは、新しい職場で一生懸命働いていることでしょう。

 

問題点の整理

Cさんの問題点 は、現職を辞めたあとに転職活動を開始した ところにあります。

本来、転職を経験している人、または転職を検討したことのある人であれば分かることだとは思いますが、現職を辞めての転職活動には、かなりのリスク があります。

ましてや、40歳以上の人がそれをやるリスクはそれを知っている人からすると 「あり得ない」 というほどのリスクとなります。

Cさんの場合は、リストラの懸念もあったのかも知れませんので、望まずの転職活動であったのかも知れません。

しかし、Cさんは転職を検討されたことがないゆえに、自分の価値を過大評価しており、転職マーケット上での自身の価値とのギャップに悩み、結果的に転職活動が長期化してしまいました。

 

4.今までのキャリアを整理しない

この項の最後に以下の事例を紹介します。

 

Dさんは、高学歴の44歳。年収はおよそ1,000万円。

一流企業に勤め、その企業内で色々な部署を渡り歩き、それぞれの分野でとても良い仕事をされてきました。

しかし、今いる部署では、どうしても上司との折り合いが合わず、意を決し、転職活動をすることとしました。

頭の回転も速く、すぐに見つかると思っていた転職先ですが、転職サイトから自分で応募した企業に面接まで行っても、どうも面接では良い返答が出来ず、企業によっては、書類選考で落とされてしまうといったことが続いています。

ここで、Dさんは転職サイトから転職エージェントに変え、相談をし、今までの経緯を説明した中で、内容をエージェント確認してみると、面接時に自分自身のアピールポイントを上手く伝えられていなかったことが、どうやら原因だということがだんだんと分かってきました。

 

Dさんはその後、結局は転職をやめ、現職に戻っているようです。

 

問題点の整理

結果的にDさんにとって、元サヤに収まったことが良かったのかどうかは分かりませんが、転職をしたかったときに転職が出来なかったことに注目すると、Dさんの問題点 は、自分のキャリアの棚卸しを事前にしっかり実施していなかった ことにあると言えます。

 

このキャリアの棚卸しの重大性は、どの年代でも言えることであります。しかし、本シリーズの №1:転職が難しい理由(←リンク)でも記したように、40歳以上の人にとっては、なおさら重要な項目 となります。

なぜなら、40歳以上の方に求めるのは、間違いなく今までの経験からくる即戦力であり、それが確認出来ない以上、企業側は採用をためらう からです。

そういう意味でも、Dさんは面接はおろか、書類選考でさえ通らなかった理由であると考えられます。

 

本記事を振り返り・・・

本記事では、40歳以上での転職後の満足度と、失敗事例を見てきました。

以下に要点をまとめます。

 

転職の満足度
40歳以上でも転職に成功する人が、半数以上いることと、最悪でも現職の状況と比べ、あまり変わらない以上の転職が出来る人は、約85%~90%近くいるという事実と、この事実から、40歳以上の転職は転職活動次第では十分に可能と言える。
転職に失敗をする人たちの問題点
転職マーケットにおいては、転職が多すぎるのは明らかに不利であり、特に2~3年のような一定の短いスパンで転職をい繰り返す人を企業は最も嫌う。
転職先の職場の雰囲気調査を事前にしていない。
現職を辞めたあとに転職活動を開始している。
自分のキャリアの棚卸しを事前にしっかり実施していない。

 

転職するのならば、それらのサービスを利用することが大前提となりますので、転職を検討する方々は、効率的な転職をするように、民間の転職サービスを利用するようにしましょう。

 

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下記リンク先で、転職サイトや転職エージェントを紹介していますので、大いに活用しましょう。

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次回からは、40歳以上の人が今回見て来た失敗事例のような失敗をしないように、どうすれば良い転職が出来るのか? 「転職を成功に近づけるポイント」(←リンク)  について、見ていきたい と思います。

 

以上、うっちゃんでした。。

 

 

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