【ブラック企業】上司の業務上パワハラで仕事がつらいときの対応方法

筆者が個人的に思う、「ブラック企業」という言葉が世間に浸透したきっかけは、2008年にワタミ㈱で起きた、26歳女性が入社 2か月で過労自殺した事件がきっかけになったように思います。

この事件は、休日無しの連続勤務を始め、現在では過労死ラインと言われる時間外労働 80時間を大きく超える勤務時間の上、休憩時間はほとんどない、という過酷な労働環境下で起きた悲しい事件でした。

長時間労働に苦しむ方々へ贈る解決方法。

上記は「過労」が一つのキーワードになるブラック企業の典型ですが、何も肉体的に疲れるだけが問題ではありません。

今回は、過労問題よりも多く存在すると言われる「パワハラ」の中でも業務命令の中に隠れるパワハラについて考えます。

業務命令形パワハラ

業務命令の形式を取ったパワハラはタチが悪いです。

ブラックにタチが良い悪いもあったものではありませんが、ここで言いたいのは、業務命令の中にパワハラが内在している場合、上司個人的な嫌がらせではなく、組織的の可能性が高い。 ということです。

明らかに不要と思われることをやらされる

上司から明らかに不要な仕事をやらされる。 このようなケースは意外にも多いです。

筆者が多いと感じるケースは、「ひたすら書類の整理をさせられる。」 というものです。

ひどいものになると、明らかに現在では不要な古い書類をあっちに持っていったり、こっちに持って来たり、ひたすら古い書類を処分させるだけを指示されたり、と このような仕事ばかりやっていると何のために生きているか分からなくなります。

それどころか、筆者が聞いた話の中で最も ”あり得ない” と憤りを感じたものは、「小学生用のドリルをひたすらやらされる」 というものです。

ここまで来ると、その会社にいる理由は、もはやこれっぽっちも何にもありません。

これはパワハラによく見られる、暴言や暴力は比較的ありませんが、こういう明らかに不要と思われる業務命令は「パワハラ」と考えてよいでしょう。

履行不可能な業務命令を課してくる

この形態のパワハラもよく見られます。

具体的には、「毎日 必ず営業で○○の成績を上げろ」 というケースはよく聞きますが、営業は相手があっての話なので ”必ず” というのはそもそも成り立ちません。

また、営業回りを 1日/100件 回れ、とか 間違いなく無理な業務命令を課してくるケースもよく見られます。

何れにせよ、上記のようなケースでは、その命令されたノルマが達成出来なかった場合、「業務命令を無視した。」「無能だ」「やる気が全くない」など、ここぞとばかりに精神的に追い詰めて来ます。

立派過ぎる「パワハラ」です。

意図した業務妨害を受ける

このケースでは、自身の精神的なダメージが大きいだけでなく、信用もガタ落ちしますので、精神的なダメージは相乗効果を発揮します。

例えば、「メール配信の宛先から外される。」 であったり、「会議日時が正確な日時と違う日時を教えられる。」 などの虚偽情報を渡され、当日の重要会議に遅刻させられたりするなんていう、まともな会社から見たら一概には信じられないような扱いをされるケースが存在します。

これが繰り返されると、会社にいることが悪い気がしてくる、という何とも言い難い苦しい思いをすることになります。

もちろん、これらは「パワハラ」となります。

なぜ業務命令形のパワハラをされるのか??

今まで見てきたようなケースは、ブラック企業ではよく見られるケースです。

上司の「気に入らない」などの理由から、独断で実行されるケースもありますが、タチが悪いケースとして会社の組織が恒常的にそれを容認する体質がある場合があります。

どういうことかと言うと、ブラック企業の特徴とも言うべき考え方の一つに、「使える人材だけ残す」という自分勝手な論理があります。

これは、入社した社員にブラックな負荷をかけて、残った「使える人材を残す。」使えないと判断した社員には何とか辞めてもらおうと、窓際作業をさせる、嫌がらせをする、などの言わば 「計画的パワハラ」 とも言うべきことをする企業が存在します。

このような手法をとって、自己都合退職に追い込むのがブラック企業の目論見です。

自己都合退職であれば、会社側には何の不都合もないのです。

このような企業が存在することをしっかと認識しておかないと、ブラック企業にしがみつき、最終的に精神を壊す ことに繋がります。

上司の独断だろうが、社風であろうが、このような会社に出会ってしまったら、命令をとにかく聞いているだけではどうかなってしまうでしょう。

対応方法

嫌がらせのような扱いを受け、精神的に深刻なダメージを負った場合、当事者は孤独感を感じます。

この孤独感はとても大きく、日本全国から孤立してしまったようにも感じることでしょう。

これは、個人の生活の多くの時間を会社に取られているからでありますが、実際は一会社で起きている、非常に狭い世界での話 であります。

このことは今後の対応にも大きく作用する概念 ですので、よく理解しておく必要があります。

受けたパワハラは違法だということを認識する

労働契約法第5条には、以下のように明文化されています。

「使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。」

・「生命、身体等の安全」には、心身の健康も含まれる。

※労働契約法第5条 より

今まで見てきたケースのパワハラは、この労働契約法に違反しています。

なぜなら、明らかに心身の健康を害するから です。

このことを念頭に以下のことが対応考えられます。

労働組合に掛け合う

まず最初に考えられるのは、この 「労働組合」に掛け合う というものです。

労働組合は、組合員を守ってくれます。労働組合から会社側へ是正を要求するという手がまず一つの方法として挙げられます。

問題は、労働組合が無い場合です。

労働組合が無ければ、会社内で掛け合う場所がありませんので、この孤独感とパワハラはその会社にいる限り続き、精神が壊れます。

また、労働組合が形骸化している場合も問題です。

労働組合など名ばかりで実際はほとんど機能していない場合、掛け合っても何もしてくれず、上記前述した通り、精神が壊れてお仕舞です。

会社側を訴える

受けたパワハラの内容を逐一メモしたり、証拠(音声など)を揃えておいて、会社側を提訴するという方法があります。

以下は比較的有名な言わば会社ぐるみのパワハラを受けた事案を扱った裁判の概要です。

ベネッセコーポレーション事件

この事件は、当時26歳の女性社員が会社側を提訴したもの。

当時、「人財部付」という部署が新設され、そこへの転属を命じられたが、この部署でやることは、社内就職活動が主であり、その他は単純作業のみ。名刺は持たされず、電話にも出ないように指示されていた等、実質的な退職勧奨の部署となっていた。

このような部署自体が違法であると判決されている。

上記の概要を見て分かるように、今まで見てきたパワハラのケースは何れも、退職勧奨をしていると判断出来るため、この判決に沿って考えれば、やはりこういう面でも全て違法だと考えられます。

裁判に打って出れば、勝訴出来る可能性は極めて高い ものと考えます。

しかし、この点の問題点は、パワハラ受けた精神状態で、裁判をする気力があるか?? という点です。

しかもその間仕事もどうなるか不明の上で裁判に臨む必要があります。

よほどの強い意志が無ければなかなか難しい選択肢 かも知れません。

転職をする

一番、手っ取り早いのはこの方法でしょう。

筆者はこの選択肢を一番に推奨します。

一般的に 「仕事を辞める=悪」 のように捉える風潮があります。このイメージのおかげで辞めるのを躊躇される人がいますが、この項も冒頭でも記したように、当事者にとっては全ての世界でも、世間から見たら非常に狭い局所的な出来事です。

辞めることに対し、気を揉む必要は全くないということを認識してください。

裁判などは世間的に対象企業への制裁という意味では非常に効果的ではありますが、当事者にとっては必ずしも良い方法とは言えない方法だと筆者は考えます。

このような企業から一刻も早く脱することが、今後の人生において一番重要 なのです。

精神を病んでしまったら、会社を辞めたあとも大きな苦労が待っています。

出来ることなら、そうなる前に、「自分の会社はおかしいな」と感じた瞬間にさっさと辞めることが大切です。

たった一度の人生です。

ブラック企業に使い捨てられる前に、あなたから会社に見切りを付けましょう。

転職するためには、状況が状況ですので、一刻も早く効率的に転職活動をする必要があります。具体的には、転職サイトや転職エージェントなどの転職支援サービスの利用を検討すべきでありますが、以下の記事ではその方法に特化して作成していますので、当事者の方は一読し、活動を開始しましょう。

効率的な転職方法

非正規社員が正規社員を目指す最も実現性が高い方法

また、以下のリンク先では色んな業種に対して、筆者厳選の転職支援サービスを紹介しています。上記記事同様、転職を成功させたい人にとっては必読のことと考えます。

転職 & 仕事先はココで探そう!!

最後に・・・

ブラック企業は、当ブログでも重要視しているテーマでもあります。

人を駒としてしか見ておらず、使い捨てして利益を上げようとする悪徳企業から早く脱出してください。

「企業は人なり」

この基本理念を重要視している会社はホワイトです。

そういう企業に巡り合うことを本当に願っています。

以上、うっちゃんでした。。

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