正看護師と准看護師の平均年収 全ての情報【2018年版】

収入・貯蓄

 

看護師という仕事は、数ある医療の仕事の中でも花形。

そういうイメージを持っています。

現に、女の子の夢ベスト4に看護師の名が入っています(※1)ので、看護師は憧れの対象の一つの職業だということは間違いありません。
(※1:第28回「大人になったらなりたいもの」アンケート調査結果 第一生命保険㈱調べ より)

 

そんな正看護師さんや、准看護師さんの給料事情はどうなのか?

ここを見ている人の大方は看護師の方だと思われますが、ご自分の年収と比べたとき、世間の看護師の年収はどんなものなのか?

また、正看護師と准看護師の間に年収差はあるのか? あるとすればどのくらいあるのか??

正看護師と准看護師の平均年収 全ての情報を伝えます。

 

 

看護師・准看護師 全体の平均年収

ここから実際に数字で見て行きましょう。

数字は、厚生労働省-「平成30年賃金構造基本統計調査」を元に記しています。

また、比較のために民間企業全体平均も併記してみます。

ちなみに表記される年収などの金額は残業なども込みの額面年収(税引き前)となります。

 

各種平均項目 正看護師・准看護師全体平均 民間企業全体平均
月収 32.18 万円 33.67 万円
ボーナス 78.54 万円 93.16 万円
年収 464.66 万円 497.20 万円
年齢 41.26 歳 42.90 歳

※厚生労働省-「平成30年賃金構造基本統計調査」より

 

上表は正看護師・准看護師、男性・女性 全て含めた平均となりますので、この数字がほぼ完全な平均年収であると言って良いです。

民間企業全体平均と比べると、何と、民間企業よりも低い結果となっています。

その差は、およそ 6.5% となっていますが、看護師の皆さんはこれを見てがっくりしてしまってはいけませんよ。

 

民間企業には、超高年収企業から零細低年収企業まで様々です。

こういう集まりの中のこの平均年収のいう指標は、一部の超高年収帯に上に引っ張られる傾向が必ず発生します。

その引っ張られ具合は、およそ 10%~15% 程度。

つまり、平均ではなく中央値で見たときには、民間平均は上表よりかなり落ちて来ます。

 

一方、看護師はというと、単一職業の平均値なため、平均値と中央値の乖離はあまりないと推測されます。

中央値で比べると概ね下表の通りです。

 

正看護師・准看護師全体 年収中央値 民間企業全体 年収中央値
およそ 450 万円 およそ 425 万円

※厚生労働省-「平成30年賃金構造基本統計調査」より筆者推測

 

上表が正確な比較となると考えます。

 

性別・資格 別 平均年収

続いて、性別・資格別で平均年収を見てみます。

 

男性・正看護師/准看護師

各種平均項目 正看護師 准看護師
月収 34.13 万円 29.65 万円
ボーナス 82.86 万円 66.58 万円
年収 492.42 万円 422.38 万円
年齢 36.9 歳 43.1 歳

※厚生労働省-「平成30年賃金構造基本統計調査」より

 

ここでは、明確な差が出ています。

年収ベースで 70万円あまり正看護師の方が年収が高かったという結果です。

注目すべきはそれだけではありません。正看護師は准看護師に比べて 6歳ほど若いです。

つまり、実質な年収差は 70万円ではなく、更に広がっていることを示唆しています。

 

女性・正看護師/准看護師

女性も見てみますが、この職業は女性が多いことから、女性のみ・同年代民間企業年収中央値も載せていきます。

 

各種平均項目 正看護師 准看護師
月収 33.08 万円 27.82 万円
ボーナス 81.51 万円 65.67 万円
年収 478.47 万円 399.51 万円
年齢 39.6 歳 50.0 歳

※厚生労働省-「平成30年賃金構造基本統計調査」より

 

各種平均項目 女性民間企業全体平均
年収中央値 345 万円前後 370 万円前後
年齢 37.5 歳 50.0 歳

※厚生労働省-「平成30年賃金構造基本統計調査」より筆者推測

 

ここでもやはり男性看護師同様に女性でも正看護師と准看護師の間には年収に明確な差があります。その差は「年収」欄と「年齢」欄を見れば、かなり大きいということが分かるでしょう。

 

一方、民間企業と比べると看護師の年収は、正・准に関わらず高い傾向であることが分かります。

特に正看護師に関しては、一般的な女性の収入と比べるとかなりの高収入であります。

 

年齢別 平均年収

引き続き年齢別となります。

ここも男性と女性と分けて見て行きます

 

男性・正看護師/准看護師

年齢 正看護師 准看護師
月収 ボーナス 年収 月収 ボーナス 年収
20~24歳 27.30 39.40 367.00 22.42 45.45 314.49
25~29歳 32.62 79.02 470.46 25.22 49.17 351.81
30~34歳 35.05 84.08 504.68 27.74 57.34 390.22
35~39歳 34.78 87.51 504.87 30.72 57.26 425.9
40~44歳 35.23 90.61 513.37 28.67 67.83 411.87
45~49歳 37.45 101.86 551.26 30.75 79.32 448.32
50~54歳 39.08 106.16 575.12 30.66 73.93 441.85
55~59歳 38.65 112.56 576.36 35.49 102.78 528.66
60~64歳 31.86 73.20 455.52 28.06 65.06 401.78

※厚生労働省-「平成30年賃金構造基本統計調査」より(単位は万円)

 

男性の正看護師・准看護師の年収は上表の通りでした。

全年代で結構な差が見受けられますが、金額ベースで最も差が大きかったのは「50~54歳」の年代で、133万円 という大きな年収差が発生しています。

正看護師・准看護師の差というのは、もちろん単なる資格の名称の違いだけでなく、収入というところに一つ大きな差があります。

 

女性・正看護師/准看護師

女性の年齢別平均年収を見て行きます。

先ほどと同じように一般女性の年齢別平均年収(民間企業女性のみ全体平均)も比較のために記載します。

 

年齢 正看護師 准看護師 他(※1)
月収 ボーナス 年収 月収 ボーナス 年収 年収
20~24歳 28.64 46.14 389.82 23.26 36.84 315.96 268.38
25~29歳 32.04 79.21 463.69 23.99 46.79 334.67 318.84
30~34歳 32.58 81.14 472.10 26.12 50.48 363.92 335.82
35~39歳 33.32 84.58 484.42 26.03 61.72 374.08 347.20 
40~44歳 33.95 89.95 497.35 27.39 63.04 391.72 362.34
45~49歳 33.95 94.87 515.11 28.54 68.34 410.82 370.77
50~54歳 36.62 97.85 537.29 29.02 75.80 424.04 371.42
55~59歳 35.87 97.15 527.59 29.83 81.80 439.76 362.40
60~64歳 31.16 71.16 445.08 26.93 53.93 377.09 285.45 

※厚生労働省-「平成30年賃金構造基本統計調査」より(単位は万円)
※1:「他」とは「民間企業女性のみ全体年収中央値」のこと(文字数の都合で「他」と表記した。)
また、「他」の年収中央値は筆者推測値である

 

上表の通りです。もはや当然の結果のようですが、男性と同様の傾向がここでも見られます。

全年代で正看護師が准看護師の年収を大きい差で上回っているのが事実であります。

金額ベースで最もギャップがある世代は「25~29歳」で、約130万円 程度の年収差が確認出来ます。

 

上表「他」欄(民間企業女性のみ全体年収中央値)と比べると、正看護師・准看護師とも世間一般的な女性と比べると高収入を得ている。と判断して良さそうです。

特に正看護師に至っては、どの世代でも 100万円以上の大差を付けて年収が高い状況となっています。

 

企業規模別 平均年収

企業規模別ではどうか?

ここでは、一気に男性・女性とも見てみましょう。

 

企業規模 正看護師(男性のみ) 准看護師(男性のみ)
月収 ボーナス 年収 月収 ボーナス 年収
1000人以上 35.11 91.17 512.49 33.04 69.24 465.72
100~999人 33.48 78.10 479.86 29.57 67.56 422.40
10~99人 33.78 72.78 478.14 28.93 61.87 409.03

男性・正看護師/准看護師 企業規模別平均年収(単位は万円)
※厚生労働省-「平成30年賃金構造基本統計調査」より

 

企業規模 正看護師(女性のみ) 准看護師(女性のみ)
月収 ボーナス 年収 月収 ボーナス 年収
1000人以上 34.91 94.99 513.91 30.70 70.78 439.18
100~999人 31.87 74.17 456.61 27.66 67.01 398.93
10~99人 31.13 61.56 435.12 27.48 62.04 391.80

女性・正看護師/准看護師 企業規模別平均年収(単位は万円)
※厚生労働省-「平成30年賃金構造基本統計調査」より

 

上表を確認すると、企業規模が大きくなるほど年収水準は高くなっています。

更に、上表にはありませんが、実は企業規模が小さくなるにつれ、平均年齢は高くなっていきます。逆に言えば、企業規模が大きくなるほど平均年齢は若いです。

この事実は、上記「企業規模が大きくなるほど年収水準は高くなる」という傾向に拍車を掛けることになります。

 

 

正看護師と准看護師の生涯収入差

正看護師と准看護師では、結構な年収差があることが分かりましたが、その年収差は生涯に渡ると、どの程度の差となってしまうのでしょうか?

出してみましたので下表を見て下さい。

 

  正看護師 准看護師 生涯収入差
男性 約 2億 484万円 約 1億 6,754万円 3,730万円
女性 約 1億 9,352万円 約 1億 5,241万円 4,111万円
生涯収入差 1,132万円 1,513万円

正看護師と准看護師の生涯収入差…20歳~59歳(一般労働者平均年収)
※厚生労働省-「平成29年 賃金構造基本統計調査」 を元に算出

 

上表は、20歳~59歳の間、働いた場合の収入差の平均値となります。

正看護師と准看護師の生涯に渡る収入差を考えると、とんでもない差 となってしまいます。

地方でこの差 約4,000万円あれば、立派な家が建つ金額です。

 

現在、60歳定年でも、本人が望めば 65歳までは雇用する義務がありますので、実際は更に収入差は広い可能性もあります。

 

准看護師は正看護師へのステップアップを考えよう

准看護師の唯一のメリットは、その資格取得へのハードルの低さ(あくまでも正看護師に比べ)にあります。

准看護師になる過程では、家庭事情などの理由で本当は正看護師になりたかったが、准看護師にならざるを得なかった、という人もいることと思います。

このような場合、一旦は准看護師になって、最終的に看護師へのステップアップを図っていくという方法がやはり人生において一番有益のことだと考えます。

 

だって、「看護師にならない」という手を取るには、あまりに収入差がデカすぎます。

 

特に男性は、家庭の大黒柱になる可能性が高い社会ですので、ここは是非目指すべきところではないでしょうか?

 

上記の正看護師へのステップアップは、主に 2つのルートがあります。この解説は下記のリンク先で詳細記事を書いていますので、宜しければご確認ください。

 

正看護師へのステップアップ方法

 

年収に不満足な看護師はどうする?

看護師は、誰でもなれる職業ではなく、看護師を目指し、資格を有している人に限定して認められた職業、言わば専門職であります。

そんな看護師は、慢性的な人手不足に陥っていることから間違いなく売り手市場であり、就職・転職に困ることはほとんどないでしょう。

そういう状況であるからこそ、看護師は ”誰もが” 平均年収以上の年収を稼ぐチャンスが転がっています。

 

年収を上げることが出来れば色んなことが今までより出来るのは間違いありません。

趣味を持っている人は、よりお金を掛けられるようになりますし、家族を持っている人は子供への教育や娯楽へもお金を掛けられます。

旅行が趣味の人は、今までよりも少し豪華に、日数を更に1日延ばせたり。

 

老後も心配です。

現在でも老後資金は 2,000万円 必要と考えますが、老後などまだまだだいぶ先だよ。という人は、自分が老後を迎える頃には、2,000万円 では足りなくなっているでしょう。

 

老後破産しないための貯蓄額は?

 

年収を上げるためには、転職が効果的

今まで見て来たように、年収上げるために必要な目線は以下の点にあります。

  • 企業規模が今より大きい事業所を狙う

 

この点を意識して新しいところを探すと良いでしょう。

また、看護師業界は、サービス残業が慢性化している業界です。この点を一つ希望点として考慮すると更に効果的になるかと思います。

 

探す上で重要なのは、決して自分だけで転職活動はしない。ということです。

専門の転職エージェントに希望を伝え、求人紹介して頂く手法を取りましょう。

この方法が最も良い転職が出来る唯一の方法となります。

 

オススメ転職エージェント

看護師の転職にオススメする転職エージェントは以下となります。

ここだけの利用でほぼこと足りると思います。

 

マイナビ看護師
特徴 業界最大手の一つマイナビが運営する転職支援サービスで、利用はもちろん無料。
女性エージェントも多数在籍しているため、女性にとって相談し易い。

マイナビは「エージェントの対応が良い」という一定の評判がある。「エージェントの質」という点で、利用する価値が大いにある転職エージェントであると考える。
一般的な求人より好求人率の高い「非公開求人」を紹介してくれる。
求職者が出来ない「給料や待遇面」を事業所側と交渉してくれる。
職務経歴書の添削や面接へのアドバイスなども受けることが出来る。
職場の雰囲気などの見えないところもエージェントへ質問可能であるし、実際に見学したいという希望にも沿ってくれる。
オススメの層 全ての看護師(特に20~30歳代に強い。)
総合オススメ度
4.8
リンク    マイナビ看護師≪登録無料≫  

 

最後に・・・

給料が少なく嫌気がさしていても、仕事場を変えることで解決出来ることが多いのも事実です。本記事を読まれて、もし自分の収入に納得がいかないのであれば、気付いたときから行動をすることが大切ではないでしょうか??

 

以上、うっちゃんでした。。

 

 

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました