【ブラック企業】暴力パワハラで仕事がつらいなら我慢する必要はない

以前、パワハラの記事で「業務命令の中にあるパワハラ」について記しました。

上司の業務上パワハラで仕事がつらいときの対応方法

これは、主に会社組織がそういう風潮にある というところが一つの要素としてありました。

今回は、上記のような会社が引き起こし易い特徴はあるが、上司やひいては社長など個人的な性格・性質に問題があるパターンも多くみられる、「職場内暴力」 にスポットを当てて見ていきたいと思います。

暴力パワハラがある背景について

会社が組織的に行うパワハラとしては主に以下のような目的があります。

  • 従業員への支配(言うことを聞かせる)
  • 従業員の自己都合退職への追い込み(使えないと判断した人間を辞めさせる)

暴力が発生する背景には上記のように、元々部下などを人として見ていない企業に多く見られます。これは、部下を支配する過程で部下を人として見られなくなった結果、手を出しても良心に何も響くことは無くなったことによります。(暴力が当たり前になっていく。)

すなわち、暴力やいじめをすることに何も感じなくなった、上司などの人間性にも問題がある  ということになります。

これは、過去の歴史やお話でもよく出てくる 暴君が家臣や家来をないがしろにする という話に似ていますね。

つまり、その人(被害者)より優位にある人間は時に暴力をも厭わない、という人間がいるということです。

現代社会で非常に身勝手なことですが、これは ”事実” なのです。

具体的な暴力パワハラ内容

ここでは、実際の具体例にて見て、暴力パワハラについて考えていきます。

暴力パワハラの具体例

ファーストリテイリング(ユニクロ店舗)事件(平成20.1.29判決)

店長代行として働いていた Aさん は、店長の仕事上の不備を指摘する内容を店舗運営日誌に記載した。
これを見た店長は激高し、 Aさん へ暴行を加えた。
Aさん はその後、この暴力事件に対する報告書を会社側へ開示を求めたところ、管理部長から以下の暴言を浴びせられた。

「いいかげんにせいよ、お前。おー、何考えてるんかこりゃあ。ぶち殺そうかお前。調子に乗るなよ、お前。」

この結果、Aさん は PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症した。

上記は明らかに店長や管理部長に違法性があります。

暴行事件は元より、管理部長からも暴言を浴びせられた Aさん の恐怖や心身状態は世間の想像以上のものだったでしょう。

ヨドバシカメラほか事件 (平成17.10.4判決)

携帯電話の販売を担当していた Aさん が同僚の従業員複数名から暴行を受けた事件。

Aさん の会話練習の際、教育担当の B より、怒号をとともに、丸めたポスターで数十回頭を強く叩かれた。また B は、ポスターが殴打により破損すると、机にあったクリップボードの表面や側面で頭部を数十回殴打した。

また、別の従業員 C が、Aさん の商品の取り置きに関してひどく激昂し、Aさん を強く複数回蹴った。

更に別の従業員 D が、Aさん の入店時間に関する虚偽の電話連絡に対し、怒鳴りつけるとともに、左頬を拳で数回殴ったほか、太ももを膝で蹴り、頭に対しても肘や拳で殴打する暴行が合計約30回行われた。

Aさん は、D の暴行後、D に便所掃除をさせる等の言動に嫌気がさして退職を決意したが、その決意を D が翻意させようとしたところ、Aさん はその決意を変えなかった。
その態度に激昂した D は、怒号を発し、その襟首を掴んで、Aさん をソファーに四つん這いにさせ、拳や肘で殴打、または足や膝で蹴るという暴行を合計約30回に加えた。

もう異常です。

どんな理由があっても普通こんな暴行は行われません。こんな暴行が行われるとは、普通の人格では考えられないことです。

メイコウアドヴァンス事件 (平成26年.1.15判決)

当時52歳の従業員 Aさん が会社役員 2名から日常的な暴行やパワハラ、退職勧奨等を受けたことが原因で自殺した事件。

Aさん が仕事上のミスをした際「てめえ、何やってんだ」「どうしてくれるんだ」「ばかやろう」などの暴言を浴びせた上に、叩く、殴る、蹴るなどしたことが複数回あった。
また、Aさん の太もも後面を二回蹴り、全治約12日間を要する両大腿部挫傷の傷害を負わせた。

Aさん だけでなく他 1名の従業員に、ミスによって被告会社に与えた損害を弁償するよう求め、弁償しないのであれば家族に払ってもらうと詰め寄っただけでなく、「会社を辞めたければ7000万円払え。払わないと辞めさせない。」などと脅した。

Aさん に対し、退職願を書くよう強要し、Aさん は退職届を下書きしたが、その下書きには「私(Aさん)は会社に今までにたくさんの物を壊してしまい損害を与えてしまいました。会社に利益を上げるどころか、逆に余分な出費を重ねてしまい迷惑をお掛けした事を深く反省し、一族で誠意をもって返さいします。二ケ月以内に返さいします。」と記載され、「額は一千万~一億」と鉛筆で書かれ、消された跡があった。

上記は被害者にとってまさに地獄の日々だったでしょう。

ただただ、ご冥福をお祈りすると同時に、加害者には強い憤りを感じます。

暴力パワハラとは?

上記までは具体的な過去の裁判で扱われた暴力パワハラの一例に過ぎません。

事実、裁判まで進められる被害者は限られますので、パワハラに苦しむ人は実際にはもっともっと多くいます。

暴力によるパワハラは、会社ぐるみでやっているケースより暴力を与える側がバレないように密かにやっているケースが多いため、元々 自然には表に出難い性質があります。これは、時間の経過とともにエスカレートし易い、という特徴も持っています。

また、暴力を出す側の人格に問題が多くあるということは、どんな会社でも暴力パワハラは行われる可能性がある ということも言えるのかも知れません。

暴力パワハラなんか我慢してはいけない

結局はここが最も大切になります。

暴力パワハラは絶対に我慢してはいけません。

具体的に脱却を目指すためにどういう行動があるか見てみます。

労働組合や会社側に相談する

前述したように、この手のパワハラは自然と表に出ていく、ということが少ない(秘密裏に行われる)ため、自分から外に助けを請うことも必要 です。

その相談相手に、この 「労働組合」「会社側」 が最も身近な存在となります。

労働組合 や 会社側 への相談することで、暴力が表沙汰となり、それが暴力への抑制へと繋がる可能性は大いにあります。

具体的には、自身または加害者側の配置転換や加害者側の解雇などの対応が期待出来ます。

懸念点としては、相談した相手の対応が遅かったり、そもそも対応してくれなかったりしたら期待した分、ダメージは大きくなります。

そもそも会社自体がブラック企業である場合、相談にも乗ってくれなかったり、労働組合自体が無かったりと、必ずしも上手くいくとは限りません。

それどころか、加害者側が密告したことを根に持ち、報復に動いたら何のために勇気を出したのかが分からなくなり、状況が悪化することも考えられます。

このケースは、状況をよく見極めた中で行動する必要がある と言えるでしょう。

加害者側を訴える

これは、文字通り加害者を訴えて社会的制裁を加える、というものです。

暴力・暴言の証拠など、客観的に判断出来るものがあれば有効 だと考えられます。

問題点は、その証拠をしっかり残しておかないと、いざ裁判となっても証拠不十分と判断される可能性は十分にあります。また、訴えられたことを加害者側が根に持つと前項と同じく、あとが面倒なことになる可能性は否定出来ません。

また、そもそも被害者側が訴訟するというケースはレアケースです。そこまでして争う気力があるかと言うと、かなり疑問です。

転職をする

逃げるのは決して ”恥” ではありません。

自己防衛としてしっかりと選択肢に入れておくべきです。そして、最も効果的と考えます。

今回の件で、最も重要視すべき目的は、「暴力パワハラから脱却すること」 です。

そうなると、必然的にその職場から離れ、新しいところに行くのが最も合理的とも言えます。

そのために 転職は最も有効 でしょう。

この方法であれば、加害者側に根に持たれることも無いですし、明日の仕事のことを心配する必要もなくなります。これは、仕事が終わったあとは。自由を満喫出来るということです。

人生において、プライベートは非常に重要です。

プライベートを充実させるために働いている人もいる中、自宅で明日の仕事を心配しているなんて、とても悲惨な状態だと言わざるを得ません。

悩んでいる暇があったら、すぐにでも行動に移すべき と考えます。

転職するためには、状況が状況ですので、一刻も早く効率的に転職活動をする必要があります。具体的には、転職サイトや転職エージェントなどの転職支援サービスの利用を検討すべきでありますが、以下の記事ではその方法に特化して作成していますので、当事者の方は一読し、活動を開始しましょう。

効率的な転職方法

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また、以下のリンク先では色んな業種に対して、筆者厳選の転職支援サービスを紹介しています。上記記事同様、転職を成功させたい人にとっては必読のことと考えます。

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たった一度に人生です。精神を病んでからでは、なかなか対処も難しくなってしまいます。

出来ればそうなる前に、そうなってしまっても何とか、その職場から離れるようにお願いします。

最後に・・・

暴力は最も憎むべきゲスの所業の一つです。

加害者側にいる人は、一刻も早く他人の痛みが分かる人間にならないと、今後の人生で良いことはないでしょう。

また、被害に遭われている方についても、本記事で見たように、一刻も早くその職場から脱却することを考えて欲しいと思います。

我慢なんてする必要は全くない ということを認識しなければいけません。

以上、うっちゃんでした。。

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