転職を繰り返すのが良くない理由。回数は何回までなら許容範囲か?

転職 - 総合

 

転職を繰り返してしまう人は少数派ながらいらっしゃいます。

想像に難くないわけですが、転職を繰り返してしまうのは、良くありません。

それではなぜ? 転職を繰り返してはいけないのか? どんなデメリットがあるのか? また、転職回数には、許容できる回数はあるのか? あるとしたら、それは何回なのか?

 

そんなことを見ていきましょう。。

 

 

転職を繰り返すことによるデメリット

転職を繰り返し行うとどういうデメリットがあるのか?

ここでは、「給料」「転職のし易さ」 の両面から見ていきます。

 

給料面のデメリット

転職を繰り返すことによる給料面のデメリットを説明します。

ここを考えるのにあたり、厚生労働省より発表されている、「平成29年雇用動向調査結果の概況」 という資料を参照します。

 

この資料には、「前職と現職の賃金の変動状況」 という項目があり、それにより、年代別で賃金が上がったのか? 下がったのか? を確認することが出来ます。

 

転職による賃金動向

下表をご覧ください。

 

前職の賃金から現職の賃金は 増えたか? 減ったか?
年齢 増えた 変わらない 減った
20~24 40.8 % 30.5 % 27.3 %
25~29 45.6 % 20.8 % 32.5 %
30~34 41.9 % 26.9 % 29.8 %
35~39 48.2 % 24.1 % 26.2 %
40~44 37.1 % 34.8 % 27.0 %
45~49 32.3 % 36.5 % 29.1 %
50~54 28.7 % 36.1 % 32.8 %
55~59 22.5 % 33.8 % 42.6 %

※厚生労働省-「平成29年雇用動向調査結果の概況」 より

 

上表を見て分かるように、20歳台前半 ~ 40歳台後半まで、転職により賃金が増えた人が、減った人を上回っています。

しかし、50歳を過ぎると、今度は逆に転職により賃金が減ったという人の方が、増えた人を上回ってきます。

具体的には、50~54歳では、賃金が減った人が増えた人より、4.1ポイント上回っており、55~59歳では同様に見てみると、20.1ポイント上回る結果となり、転職が仇となっている構図があることが分かります。

 

ここから読み取れる情報としては、賃金面で見た場合、転職は遅くとも 40歳台までに実施すべきであり、出来れば 40歳台前半で転職は完結させたい ところです。

 

上記は一つの結論ですが、実はこの結論は、2017年の結論だということには留意する必要があります。

これはどういうことか?

 

2017年より前の転職による賃金動向

リーマンショック、民主党政権時代から自民党政権に移り、アベノミクスが始まりました。その結果、景気は回復し、2017年は景気回復期の中にありました。

それでは景気低迷期から景気回復期に向け、この 「転職による賃金動向」 はどうだったのか?

 

以下の表をご覧ください。

 

現職の賃金が前職の賃金よりも:(増えた率)-(減った率)【ポイント】
年齢 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年
20~24 17.2 23.1 24.7 4.0 25.6 10.2 15.9 2.4
25~29 9.4 10.5 7.9 2.4 10.1 7.6 4.5 0.6
30~34 9.1 11.8 6.1 8.1 4.4 1.3 11.5 -3.8
35~39 11.7 3.7 13.3 8.9 8.5 -1.6 -4.9 -6.0
40~44 7.8 7.4 7.6 4.3 6.3 0.1 3.2 -10.9
45~49 1.5 3.3 7.4 -3.9 4.9 -5.4 -8.5 -8.5
50~54 -4.3 -1.1 -0.9 -10.6 -13.5 -12.3 -13.9 -19.3
55~59 -16.3 -16.3 -10.7 -20.8 -12.7 -20.3 -27.8 -17.3

※厚生労働省-「雇用動向調査結果の概況」 より

 

上表は、転職により賃金が減った人が多い場合、マイナス表示となります。

その割合を、過去に遡ってまとめた表となります。

 

直近(平成29年:2017年)では、40歳台後半までは転職により賃金が増えた人の割合が多かったわけですが、上表によると(過去に遡ると)、30歳台前半でマイナスになっている年もあります。

ただ、この30歳台前半がマイナスとなった 2009年は、100年に1度と言われた、リーマンショックの翌年であり、ここがマイナスになるのは致し方ない事情が当時はあったと考えます。

 

その 2009年を除外すると、30歳台後半でマイナスになっている年があるわけですが、これは リーマンショックから既に数年が経っており、通常の景気サイクルの中では今後も起こり得ると考えた方が良いと思われます。

すなわち、賃金上昇を目的に転職を考えるであれば、35歳までに転職するのが最も効果が見込める ということです。

 

しかし、各年代でも割合は少ないですが、転職により賃金が増えた方もいらっしゃいます。

こういう方々はどういう状況であったか? を考えたときに以下の理由が考えられます。

  • 非正規から正規への転職組
  • 自分が属する業種、または年代の年収平均値や中央値から明らかに低い年収だった。

 

上記のような場合は、転職により高確率で年収を上げることは可能 だと考えます。

それを判断するためには、ご自分の年収が世間と比べ、どこの位置にあるかを知る必要があります。

以下の記事では、そのことについてもまとめていますので、確認してみると良いと思います。

 

平均年収・中央値は?正社員は?非正規は?まとめました!
皆さん、唐突ですが、年収はおいくらでしょうか??自分が日本という国の中で稼いでいる方なのか?はたまた、稼いでいない側なのか?今回は 「年収」 について、いろいろな角度から見ていきたいなと思っています。

 

平均年収・中央値は?今度は年代別でまとめてみたよ。
自分の年収と比較するための統計として、全体の平均や中央値が分かっても、その値に自分の年収が届いているのが良いか、届いてなくても良いのかは、それだけ見ても分かりません。その点を考慮して今回は本記事にて年代別平均年収を調査しましたのでご覧ください。

 

業種別の平均年収は転職先を探す前段階で必要な情報である!
自身の年収水準を把握するためには、日本全体の年収を把握するのも一つの手ですが、自分が勤める業界の年収水準を把握するのも大事です。本記事ではそんな業種別の年収水準を紹介します。

 

何れにしてもご自身の年収を上げたいという理由で転職を希望するであれば、早く決断するに越したことはありません。

 

給料面でのデメリット まとめ

以上を踏まえ、転職を繰り返すことによる給料面でのデメリットとしては、以下が結論されます。

 

『賃金上の転職有利時期は、35歳まであるため、転職を繰り返すことにより、この時期を超えてくると、転職により賃金は下がり続ける可能性がある。』

 

ただし、

『非正規や平均年収または、年収中央値から明らかに低い年収の場合、転職は有利に働く可能性が高い』

 

上記を意識し、転職を考えていきたいところです。

 

 

転職のし易さ面でのデメリット

この項目は明確な回数を定義するのはかなり難しいですが、採用する側の見ている視点を考えてみるとおのずと見えてきます。

 

採用する側の見ている視点

様々な就業形態がありますが、ここでは正規社員採用を前提としたケースで考えてみます。

 

以下の引用文は 転職回数が何回なら多いと感じるか? の問いに対する、ある企業の採用担当者の回答 です。

ご覧下さい。

 

20代は3回、30代は5回以上で多いと感じます。~中略~ それぞれの就業期間が長い場合は「さまざまな業務経験を積んでいるな」、短い場合は「腰を落ち着けて仕事に取り組む意識がないのかな」と感じます。
しかし、面接で退職理由について質問するので、きちんと説明していただければ、マイナスに評価することはありません。

※「マイナビ転職」ホームページ より引用

 

20代は3回、30代は3〜4回で「転職回数が多い」という印象を持ちます。しかし、書類選考の段階では、先入観を極力抱かないようにしています。最も確認したい大切な点は、転職に臨む姿勢。「なぜ転職したのか?」という理由はもちろん、ブランク期間があった人には、「その間は何をしていたか」について、詳しく確認するようにしています。

※「マイナビ転職」ホームページ より引用

 

上記の引用文を確認していくと、20歳台では、転職 3回、30歳台では、4回程度で、企業側から転職が多いと思われてしまう ことが分かります。

面接の時に、転職理由を誠実に、そして明確に言えれば採用される可能性は高まりますが、ここでの転職回数は一つの目線として考えた方が良さそう です。

 

転職のし易さ面でのデメリット まとめ

以上を踏まえ、転職を繰り返すことによる転職のし易さ面でのデメリットとしては、以下が結論されます。

 

『20歳台では、転職回数は2回まで、30歳台では、転職回数は3回までにしておかないと、採用され難くなる可能性がある。』

 

何れにしても、面接時には以前の職を離職した理由は明確にしておく必要はあると考えます。

ここを踏まえ転職を検討していきましょう。

 

効率的な転職方法

既に転職を何回もしている人は、よほどの理由が無ければ今後は転職はしない方がホントは無難なんだと思います。

しかし、よほどの理由があった場合は、やはり転職を意識しなければならないですよね。

 

そのためにも効率的に転職活動は進める必要があります。

 

具体的には、転職サイトや転職エージェントなどの転職支援サービスの利用を検討すべきでありますが、そのための利用の仕方をここで記載していくには少しボリュームが大きいので、以下のリンク先で詳細にしてあります。

 

効率的な転職方法

非正規社員が正規社員を目指す最も実現性が高い方法

 

また、以下のリンク先では色んな業種に対して、筆者厳選の転職支援サービスを紹介しています。上記記事同様、転職を成功させたい人にとっては必読のことと考えます。

 

転職 & 仕事先はココで探そう!!

 

仕事は人生において非常に重要な位置にあります。仕事をしなければ生活出来ません。少しでも転職が頭によぎっているのなら、進めてみましょう。

また、既に何回も転職を繰り返している方は、よほどの理由があった場合、よく考えて次の転職を考えてみましょう。

 

最後に・・・

転職はその後の生活を良くも悪くもする可能性を秘めています。

だからこそ、転職は良く考える必要がありますし、感情的な状態で今いる会社を辞めるべきではありません。

しかしながら、色々な理由で、今いる会社を辞める必要がある人もいます。

その時のあなた自身の状況を冷静に見つめて転職に臨んでいく必要があることと、転職を決めたならば強い決意と覚悟をもって、そして真剣になって、転職と向き合えればきっと未来は明るいものと信じています。

 

以上、うっちゃんでした。。

 

 

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