看護師の過酷な労働実態。個人で出来るその対策は・・転職しかない。

転職 - 総合

 

看護師の労働は本来、個人の余裕をある程度もたせられる環境が必要です。

看護師は患者の看護をするわけです。

その看護師が慢性的に疲れを感じていたら十分な看護が出来ません。

最悪、医療ミスに繋がり兼ねない問題であり、そういう意味で看護師自身の身体、精神ともにいつも健全に保つ必要が本来なければいけないと考えます。

看護師の労働実態

 

看護師の人手不足が叫ばれてからだいぶ経ちます。

これは現在では慢性的な人手不足を意味しています。

更に日本は少子高齢化が止まらない現実がありますので、この看護師の人手不足は何らかの対策を政治主導で講じなければ、看護師の労働環境悪化は、これからますます拍車をかけることになるでしょう。

 

一年前との仕事量の変化への意識

一年前と比べ、仕事量は増えたのか? 減ったのか? 見ていきます。

 

下表をご覧ください。

年齢別

年齢

仕事が大幅に増えたと

感じている人の割合

20~24 14.7%
25~29 18.4%
30~34 20.6%
35~39 20.9%
40~49 25.6%
50~59 24.3%

※医労連-「2017年 看護職員の労働実態調査結果報告」 より

 

勤続年数別

勤続年数

仕事が大幅に増えたと

感じている人の割合

1~3年未満 16.2%
3~5年未満 19.2%
5~10年未満 21.6%
10~15年未満 23.0%
15~20年未満 25.1%
20~25年未満 28.9%
25~30年未満 26.6%
30年以上 24.8%

※医労連-「2017年 看護職員の労働実態調査結果報告」 より

 

上表は 一年前と比べ仕事が大幅に増えたと感じている看護師の割合 です。

どの年代も大幅に増えたと感じている人はいますが、40歳以上でその傾向が更に増えています。

勤続年数で言えば、およそ勤続20年以上に当たるかと思われますが、勤続年数で見てもやはりその年代の人の割合は、他に比べ多くなっています。

 

ちなみに、一年前と比べて、仕事量が  「変わらない」 「増えた」 「大幅に増えた」 と答えた人の割合は、計 79.3% に上ります。

 

この結果を受け、医労連は以下のように言っています。

経験豊富なベテラン層に重い負担となっていることがうかがえる結果となった。

※医労連-「2017年 看護職員の労働実態調査結果報告」 より

 

忙しいときに、ベテランほど仕事量が増えてしまう傾向は、看護師のみならず、どの業界でも見られます。

経験の浅い人だと場合によっては、逆に時間的ロスが生まれてしまう可能性があり、忙しいからこそ、早く仕事をこなさなければならないからです。

 

しかし、看護師業界では経験の浅い人もそれなりに忙しくなっていることが伺えますので、やはり一年前と比べてこの業界全体が忙しくなっていると考えるべきでしょう。

その理由として、看護業界からは、「患者の高齢化」・「重症化」・「認知症の増加」 などの声があがっていますので、それらが理由で 患者一人への看護業務自体が増加傾向にある のも一つの要因だと考えます。

 

時間外勤務

残業はどうなのか? 見てみます。

 

医労連-「2017年 看護職員の労働実態調査結果報告」によると、下表の結果が読み取れます。

残業時間(看護師と全業種の比較)
看護師の一人当たり平均残業時間 約 13 時間/月
全業種の一人当たり平均残業時間 約 10 時間/月

※医労連-「2017年 看護職員の労働実態調査結果報告」 より

 

上表を見てみると、「意外の少ないじゃん。」 と思ったのではないでしょうか?

その通りで、この結果からは残業時間は多いとは感じません。

 

実は看護業界の残業で一番の問題点は以下となります。

  • サービス残業が多い

 

以下をご覧ください。

「OLを経て看護師になりました。サービス残業が当然の世界にただただ驚きました。いまだにブラックな世界に驚く毎日です。」

 

「私も他職種からの転職組ですが、看護職の方はサービス残業を何とも思っていなくて、すごいと思いました。この貴い志しで医療現場は支えられてきたのだと思うのですが、むしろ現場で働く人たちの心身の健康を守ることが、患者さんの安全を守ることに繋がるし、雇用者側が従業員の健康を守らなければならない法的義務があるということをわかっているのかな・・・と病院勤務を体験して感じました。」

 

「奉仕の精神でサービス残業あたりまえ。残業手当請求したら守銭奴のように言われました。」

 

「新人です。今まで超過勤務手当てもつけたことありません。」

 

「わたしも転職組です。前職は一流企業だったので15分単位できちんと25パーセント高い残業代がつけられてました。残業代でないのに働きたくないとそのせいでおもってしまう…。だから絶対残業代でる病院もしくは残業ないとこにしかいかない!」

※「看護roo!」ホームページ より引用

 

上記、引用文にあるように、看護業界のサービス残業は業界全体の体質 としてある節があります。

もちろん、きちんと従業員のことを考え、体制を整え、そして残業代もしっかりと支払うところはあるでしょう。(それが当たり前だが・・・)

しかし、サービス残業が横行するこの状態では、看護師のモチベーションは上がりません。上がらないのにも関わらず、仕事は手を抜けない。ここが、最も疲れるところ です。

 

例えば、医療の現場以外で働いている方々は、ある仕事で、「まぁ、これは明日にしようか・・。」 と後回しにすることもあるでしょう。

しかし、看護師にはそういう風に後回しに出来る仕事が少ないです。

「ナースコール鳴ってるなぁ・・。お昼食べてからにしよ。 あ、点滴変えなきゃ! でも、明日でいいか。」 なんてことはあり得ません。

 

上記は極端な例ですが、このように 医療の現場という大変なところで仕事しているのにも関わらず、サービス残業でモチベーションを維持しなければならない大変なところ なのです。

 

この風潮は本当に早く解決してあげるべく、看護協会はもちろん、国としてもきちんと対応していかなくてはならないところ です。

 

セクハラ・パワハラ

一般にもあるだろうと想像される、看護師へのセクハラはどうでしょうか?

見てみます。

 

下表は、「セクハラがある」 と答えた看護師の割合です。

セクハラ
よくある 0.8 %
時々ある 10.8 %

※医労連-「2017年 看護職員の労働実態調査結果報告」 より

 

上表の通り、セクハラを受ける看護師は1割以上 います。

 

続いて、下表はこのセクハラを誰から受けているのかを示しています。

セクハラを誰から受けたか?(上位 4項目)
患者 71.5 %
医師 23.3 %
同僚 6.6 %
看護部門の上司 6.2 %

※医労連-「2017年 看護職員の労働実態調査結果報告」 より

 

やはり、世間のイメージ通り 「患者」・「医師」 が2大セクハラですね。

この二つの中でも「患者」 からのセクハラがすさまじく多い です。

 

次に 「パワハラ」 ではどうでしょうか?

下表にて見てみます。

パワハラ
よくある 5.0 %
時々ある 24.0 %

※医労連-「2017年 看護職員の労働実態調査結果報告」 より

 

上表を見てみて分かるように、パワハラを受けている看護師は3割に届く勢い です

 

セクハラ同様、パワハラも誰から受けるのか下表で確認します。

パワハラを誰から受けたか?(上位 4項目)
看護部門の上司 57.9 %
医師 41.2 %
同僚 18.4 %
患者 17.0 %

※医労連-「2017年 看護職員の労働実態調査結果報告」 より

 

やはり、看護部門の上司からのパワハラは多いです。続いて、医師 となりますが、この2つに限って予想通り というところでしょうか。

意外であったのは、「患者」 からもパワハラを受ける 看護師が結構いることです。

セクハラにパワハラと患者自身が何しに病院に来ているかを考えなければいけませんね。

 

セクハラ・パワハラはどこの職場でも少なからず問題として存在しているものです。

ですが、看護師は患者の看護をする医療の現場の一員であるということです。

慌ただしく動く毎日の中、また2勤・3勤 と心身ともに疲れやすい職場の中でこれらの問題を、他業種同様抱えなければいけないストレスは、他業種以上の負担になる ことは想像に難くありません。

 

看護師の労務実態まとめ

 

上記までのまとめとして、下表にまとめます。

●一年前との仕事量の変化への意識

仕事が大幅に増えたと感じるのは、勤続年数20年以上、年齢で40歳以上の看護師 で増えている。

但し、全年齢帯でもそれなりに増加傾向が認められることから、看護師業界の業務は以前と比べ多くなってきている。

●時間外勤務(残業)
残業として計上している時間以外の 時間外勤務(サービス残業)が業界内で恒常化している 実態が見受けられる。科や病院にもよるが、実際に何時間の残業となっているかは不明。
●セクハラ
セクハラがあると答えた看護師の割合 11.6 %
セクハラを誰から受けたか? 患者から 71.5 %
医師から 23.3 %
●パワハラ
パワハラがあると答えた看護師の割合 29.0 %
パワハラを誰から受けたか? 看護部門の上司 57.9 %
医師から 41.2 %
患者から 17.0 %

※医労連-「2017年 看護職員の労働実態調査結果報告」より筆者がまとめた表

 

上表を見てどう思うでしょうか?

現役の看護師の方々から見たら 「こんなもんじゃない! こんなこともあんなこともまだまだある!」 となるかも知れません。

上表はあくまでも表面上の結果であり、現場は往々にして、もっと過酷であることは良くあることです。

何れにせよ、看護師はまだまだ不足しており、今なお大変な状況が続いています。

個人で出来る対策

 

看護師の方は医療の現場でも患者と最も密接に関係する職種の一つであり、医療の現場での中心にいると言っても過言ではありません。

だからこそ、大変であり患者から尊敬・感謝され、子供の憧れる職業の一つなのです。

そこにやりがいを見つけ、日々頑張っている人が「看護師」なのです。

 

ですが、このような状況では、とても耐えられなくなるとき(耐えられなくなる職場)はあるでしょう。

そういう場合、個人で体制を変えていくなんてことは非常に難しいことです。

 

ならばどうすれば良いか?

それは、もっと条件の良い職場を探すこと です。 看護師は元々大変な職業ですが、職場により、その程度はある程度は変わるものです。

 

転職の仕方

転職するにしてもどうしたら良いのか? というところは看護師でなくとも誰しもが悩むところです。

しかし、今ではネット内で探すことが容易 になっています。

 

具体的には転職サイトに登録し、条件に合う職場を探すことになりますが、この 転職サイトの良いところは、こちらの条件を伝えるだけ伝えると、先方の転職エージェントが親身になって、その条件の合うところを探してくれます。

その提示の合った案件を見てどうするか考えていけば良いのです。

また、新しい職場との例えば給料面の交渉等も転職エージェントがやってくれます ので、まさにあなたのために次の職場探しを致れり尽くせりの対応で全て無料で行えます。

 

転職するならば、ご自分一人で探すというのは現在では効率が悪すぎます。

こういう、転職サイトの転職エージェントに相談し、決めるのが後々のためには 「絶対に必要」 だと断言します。

転職エージェントに条件を伝え、あとは良いところの提示を待つだけの転職活動にしましょう。

 

オススメ転職エージェント

看護師の転職にオススメする転職エージェントは以下となります。

ここだけの利用でほぼこと足りると思います。

 

マイナビ看護師
特徴 業界最大手の一つマイナビが運営する転職支援サービスで、利用はもちろん無料。
女性エージェントも多数在籍しているため、女性にとって相談し易い。

マイナビは「エージェントの対応が良い」という一定の評判がある。「エージェントの質」という点で、利用する価値が大いにある転職エージェントであると考える。
一般的な求人より好求人率の高い「非公開求人」を紹介してくれる。
求職者が出来ない「給料や待遇面」を事業所側と交渉してくれる。
職務経歴書の添削や面接へのアドバイスなども受けることが出来る。
職場の雰囲気などの見えないところもエージェントへ質問可能であるし、実際に見学したいという希望にも沿ってくれる。
オススメの層 全ての看護師(特に20~30歳代に強い。)
総合オススメ度
4.8
リンク    マイナビ看護師≪登録無料≫  

 

最後に・・・

 

前述したように、看護師の仕事はやりがいがあります。ですが、それゆえの悩みがあるのも事実です。

人によっては看護師自体を辞めてしまう方もいらっしゃるでしょう。

僕からしたらとてももったいなくも思いますが、その決断に至る理由がその方にはあるはずでその決定は尊重すべきなのでしょう。

 

逆に看護師は続けたい、という方は職場を変えることで改善は可能なはずです。

転職エージェントはそういう方の悩み、希望をその持っている案件で解決してくれます。

ご自分で悩むことなく、こういうところを積極的に使い倒し、次は今よりも笑顔が増える職場になることを心から願っています。

 

うっちゃんでした。。

 

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