息子・娘が自立しない!ひきこもりへはひきこもりへの対処法がある!

一服記事:「子供について」

 

私の息子がひきこもってしまった・・・。俺の娘が、部屋から出てきてくれない・・。

ひきこもりで悩んでいるご家庭は実際にいらっしゃいますし、その悩みは親からしたら、自分のこと以上に深刻でしょう。

いや、自分のことではないからこそ、悩むのでしょう。。

 

そんな状態だから放っておこう。

なんて出来るはずもなく、、、見捨てることが出来れば、どんなに楽だろうと考えてみたり、、当人たちには苦しい問題であることは想像に難くありません。

ですが、、だからと言って、諦めることはないはずです。

 

原因は何なのか?? 対応はどうすれば良いのか??

そんなことを見て行きます。。

「ひきこもり」で悩んでいるのはあなただけではない

 

「みんなで渡れば怖くない」というつもりは全くありません。

全くありませんが、「自分だけではない」と思うことで、少し、、、本当に少しだけかも知れないけど、心の負担が軽くなる気がする。。

それは、「まやかし・気休め」かも知れないけども、同じ境遇の人がいると知るだけで「頑張っていこう」という気が少しでも湧いてくるのであれば、それを知る意味はやはり「ある」と僕は思います。。

 

「ひきこもり」とは??

ひきこもりとはそもそも何なのか??

 

定義を調べてみたところ厚生労働省により下記の定義がされていました。。

「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤務を含む就労、家庭外での交遊など)を回避し、原則的には6か月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形で外出していてもよい)」

厚生労働省-ホームページ より

 

          なお、

「ひきこもりは原則として統合失調症の陽性あるいは陰性症状に基づくひきこもり状態とは一線を画した非精神病性の現象とするが、実際には確定診断がなされる前の統合失調症が含まれている可能性は低くないことに留意すべき」

厚生労働省-ホームページ より

 

としている。

 

難しい言い回しでイヤになりますが、、

要するに、

6か月以上家から出ず、家族以外の接点がない状態(人と接を持たなければ外出してもいい)を「ひきこもり」と決めている。

また、統合失調症じゃない人を「ひきこもり」と言うが(統合失調症の人は統合失調症であって、ひきこもりではない)、中には診断されていないだけで「ひきこもり」って言われている人のなかに、統合失調症の人がいるかも知れない。

ということですね。。 (逆に分かり難くなったかな??)

 

「ひきこもり」とはどの位の数の人がいるのか??

内閣府が発表している、

「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)報告書-平成22年7月」

の調査結果を紐解いていこうと思います。

 

上記報告書を見ていくと、以下の一文が目に止まります。

「現在のところ最も信頼性の高い調査によると、現在ひきこもり状態にある子どものいる世帯は、全国で約 26 万世帯と推計されている。」

※内閣府-「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)報告書-平成22年7月」 より

 

という情報を「厚生労働省」が言っているとの旨の記載がある。

 

また、本報告書は、内閣府独自でのひきこもり調査結果を報告している。

それによると、以下の表の通りの調査結果が報告されている。

 

 ① 準ひきこもり 46.0万人
 ② 狭義のひきこもり 23.6万人
 ①+②= 広義のひきこもり 69.6万人

※内閣府発表「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)報告書-平成22年7月」 より

 

①の「準ひきこもり」とは、以下の人をいう。

「準ひきこもり」

ふだん家にいるが、自分の趣味に関する用事のときだけ外出する。

※内閣府発表「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)報告書-平成22年7月」 より

 

②の「狭義のひきこもり」とは、以下の人をいう。

「狭義のひきこもり」

  • ふだん家にいるが、近所のコンビニなどには出かける。
  • 自室からは出るが、家からは出ない。
  • 自室からほとんど出ない。

※内閣府発表「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)報告書-平成22年7月」 より

 

厚生労働省のいう、ひきこもり世帯数 26万世帯 と内閣府調査の 「狭義のひきこもり」 の 23.6万人 の数的整合性から、ここでいう 「狭義のひきこもり」 が厚生労働省が定義する「ひきこもり」 に相当すると結論付けられている。

 

この内容は自分達が持っている知識と照らし合わせてみても、「狭義のひきこもり」 は 「ひきこもり」 と考えて違和感なく思える。

 

従って、

「ひきこもり」 の人は、およそ、23万人から26万人程度いる。

 

と考えて良さそうです。

 

この報告書からは、これだけの人数の方々がつらい思いをされていることが浮彫になったことになります。

痛ましい思いですが、この事実と向き合い、まずは原因を探っていきます。。

 

「ひきこもり」となる原因とは??

 

本記事を作成するにあたり、参照させて頂いている、内閣府発表の「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)報告書-平成22年7月」※以下、本報告書 はアンケート方式を採用しています。

 

どんなことでも、対策を立てる上で原因の把握は絶対に必要です。

ひきこもりの原因を探る上では、このひきこもりの方々とそうではない方々のアンケート回答に明らかな違いがあるところに原因のヒントがあると考えます。

よって、その内容をピックアップしながら考えていきます。

 

「ひきこもり」になったときに年齢について

まずはひきこもりになってしまった年齢についてですが、本報告書によると、以下の結果が報告されています。

 

10代 33.9%
20代 38.9%
30代 23.7%

※内閣府発表「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)報告書-平成22年7月」 より

 

僕のイメージでは、10代にはひきこもりになっている人が一番多いと思っていたため、この結果は意外でした。

それでも、10代は、3割強いますが、一番のボリュームゾーンは、20代でした。

 

「ひきこもり」になり得る要因について

 

先ほども記したように、ひきこもってしまう要因を読み解くには、ひきこもりの方々とそうではない方々の回答に差がある項目にヒントがあるはずです。

本報告書で「ひきこもりの方」と「ひきこもりじゃない方(一般の方)」の回答結果にある程度の差があった、その具体的な割合とその項目を、まずは 10代 の頃の様子を問いた設問で見ていきます。

 

Q11.小学校や中学校の頃に、学校で次のようなことを経験したことがありますか。あてはまるものすべてに〇をつけてください。

回答項目 ひきこもりの方 一般の方 「一般の方」を”1”としたときの「ひきこもりの方」の回答倍率
①我慢することが多かった 55.9% 20.5% 2.73
②一人で遊んでいる方が楽しかった 27.1% 5.5% 4.93
③不登校を経験した 23.7% 5.4% 4.39

※内閣府発表「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)報告書-平成22年7月」 より

 

②③に関しては、既にひきこもる気質が感じられます。つまり、要因や原因というよりも結果となっています。

唯一、①のみ要因と見れないこともないが、なぜ我慢しているのかが分かりません。

 

他の設問も見てみます。

 

Q12.あなたは小学校や中学校の頃に、家庭で次のようなことを経験したことがありますか。あてはまるものすべてに〇をつけてください。

回答項目 ひきこもりの方 一般の方 「一般の方」を”1”としたときの「ひきこもりの方」の回答倍率
①親が過保護であった 18.6% 5.8% 3.21
②親が過干渉であった 13.6% 4.4% 3.09
③将来の職業などを親に決められた 5.1% 1.9% 2.68

④大きな病気をした

8.5% 2.3% 3.70

※内閣府発表「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)報告書-平成22年7月」 より

 

ここである要因が見えてきました。それは、親の存在であります。

①②③とも、明らかなる親の押し付けが見られます。

下記の記事でも言及させて頂いていますが、やはり親による子への過干渉は、子供の自立心を阻害するのは明らかだと考えます。

息子・娘が自立しない!と悩んでいませんか?対処法はこれしかない!
子供もある程度大きくなり、本来であれば自立するのが普通の年齢なのにも関わらず、自立せずに親の傘の下で生活している・・・。 本当はそんなふうにさせたくない! と、両親が思っていても、、そんなふうになってしまった。。。 本人達...

 

こういう親は子供が小さいころから、過干渉であるがゆえに、子供は早い段階で、自立心を喪失、ひきこもりへと発展する可能性は十分考えられます。

そう考えると、「Q11.」で回答された、「我慢することが多かった」は、何の違和感もないことに気付くはずです。

 

また、ここでは病気が「ひきこもり」のきっかけとなった可能性も浮上しています。

続いて見ていきます。。

 

Q23.現在の状態(ひきこもりと思われる)になったきっかけは何ですか?

職場になじめなかった 23.7%
病気 23.7%
就職活動がうまくいかなかった 20.3%

※内閣府発表「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)報告書-平成22年7月」 より

 

ここでは、ひきこもりの方へひきこもりになったきっかけを直接聞いています。

それによると、

「人間関係」「病気」「挫折」 というキーワードが浮かび上がる。

 

「ひきこもり」になってしまう原因

以上、本報告書から、以下が原因であると考えます。

 

  1. 親による子への過干渉
  2. 病気になったときの子供へのフォローが足りない。

 

1.は、親の気持ちが分からないでもないです。しかし、何ごともやりすぎはいけない。

子供への過干渉が子供の自立する心の芽を摘み取ってしまっている。

だから、気持ちを表現できず、何ごとも我慢してしまう。

親が、何でもやってあげるからこそ、自分では何もできず、またやらずに通ってきたことで、忍耐強さも失われています。

その結果が、「Q23.」である、「就職活動がうまくいかなかった」ことにも直結していると考えられます。

 

2.は病気後の社会復帰に協力してあげられていない図式が垣間見えます。

本人は大きな病気の後、大きな不安の中にいるはずです。

そんな中、家族が復帰に協力出来なければ、あるいは強靭な精神力がなければ、そのまま「ひきこもり」になってしまう可能性が高まってしまうのは致し方ないでしょう。

 

対策

 

原因が分かったのですから、対策はいたって明確なはずです。

従って、対策は以下の2点となるでしょう。

  1. 子供への干渉は最小限にする
  2. 病気後の社会復帰時には、子供のバックアップをする

 

1.は、出来れば幼少期から、自分で出来ることは自分でやらせる姿勢で臨むことが必要です。

但し、幼児期であれば、甘えからくる事柄に関しては、しっかりとやってあげて下さい。

このことは、下記の記事で詳細に記載していますので ご参照下さい。

息子・娘を自立させたいであれば、幼児期から親の責任を全うせよ!
今回の話は標題の通り、あなたのお子さんを将来立派に自立させたいのであれば、それは親であるあなたがしっかりとその育児に対する責務を全うする事が必要です。 幼児期にはどんな対応が良いのか? 今回はその件について、考えていきます。...

 

但し、これはある程度子供が小さい内から取り組まないと効果が薄いと考えられます。

できるだけ早く取り組みましょう。

この親の過干渉、一種の 「甘やかし」 は、将来親を見下す原因にもなりかねませんので本当に注意しなければいけません。

 

2.に関しては、先ほども記したように、社会復帰時の協力をしてあげてください。

本人は社会復帰に躊躇しています。

このまま流れに乗ってしまうと、そのまま 「ひきこもり」 として生活を送ることになります。。

 

「ひきこもり」が発生したあとの対応

 

「対策」で記したことは、「ひきこもり」にならないための対策でした。

しかし、世の中には冒頭で記したようにすでにひきこもりとして生活されている方々がいらっしゃいます。

そういう方々はどうすれはいいのか?

 

見ていきます。

 

「ひきこもり」の方の心情とは?

ひきこもりの方、本人の気持ちはどうなっているのか?

そこにヒントがあるはずです。

 

Q27 10.自分の生活のことで人から干渉されたくない

はい

どちらかといえば はい

79.7%


Q28.次にあげられたことの中で、あなた自身にあてはまるものすべてに〇をつけてください。

①家族に申しわけないと思うことが多い

71.2%

②集団に中に溶け込めない

52.5%

③他人がどう思っているかとても不安

50.8%

※内閣府発表「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)報告書-平成22年7月」 より

 

上表 2つの表は、ひきこもりの方々の心情を反映した結果です。

注目すべきはQ27 10.」「Q28.①」です。

 

「自分の生活のことで人から干渉されたくない」

だけど、

「家族には申し訳ないと思う」

 

「人から干渉されたくない」のは、実は一般の方も同様な程度の割合でいらっしゃいます。

ひきこもりだからと言ってこの傾向がある訳ではないですが、ひきこもりだからこそ、その想いは強いことも予想出来ます。この人としての要望が大きな問題になると考えます。

 

いずれにせよ、この結果からは、ひきこもりの方も家族に申し訳ないと思っているのにもかかわらず、自らの意志では心の殼を破れず苦しみ悶えている 悲痛な叫び が聞こえます。

また、同時にひきこもりの方を通常の生活に戻すには並大抵なことではないことを示しています。

「ひきこもり」から立ち直るには?

今まで見てきた事実から、一旦ひきこもりになった方々が自力で立ち直るには、もはやハードルが高すぎます。

ほぼ間違いなく周囲の方の助けが必要となります。

人は自分の生活態度に口を出されることを嫌います。これはひきこもりの方々も同様であることが分かりました。

つまり、「今の状態を決して否定しないこと」が大切です。

その上で、以下のステップを踏んでいきましょう。。

 

ステップ.1

まずは会話を増やしましょう。

少しずつでいいです。いや、むしろ少しずつがいいですね。

内容は、見てるテレビのこと、趣味のこと、何でもいいです。

 

ステップ.2

近場でいいので外出しましょう。

これも、どこでもいいです。買い物に付き合ってもらうとか、、外食するとか。。

 

ステップ.3

外出時に役割を与えましょう。

外食行ったときに、注文してもらうだとか、支払いをしてもらうだとか。

 

ステップ.4

ひとりで何かをやってもらいましょう。

初めは簡単な買い物から、最終的には人とがっつり接する用事が出来るようになれば社会復帰は近いでしょう。

 

 

文章にすると簡単に書いてますがこれを達成するには周囲の方の粘り強い根気が「相当」必要です。

 

決して諦めないで。

 

強い決意と覚悟を持って臨んで下さい。

その先に、平穏が待っています。。。

 

統合失調症について

 

ひきこもりの方々の中には「統合失調症」の方々がいらっしゃる可能性があります。

この方々はれっきとした病気です。

周囲の方々がどうこうよりも、病院で治療を受けなければいけません。

統合失調症については以下のリンク先で詳しく解説されています。

「統合失調症は治る病気、治らない病気?完治は難しい?」 ←リンク

 

統合失調症の判断は難しいところがあるようです。

素人判断せず、心配される方は一度、病院を受診されることをお勧めいたします。

 

最後に・・・

 

ひきこもり・・ 非常に難しい問題でありますが、正面から向き合わないことには始まりません。

始まらないので、終わりません。

心では思っていても、いざ取り組むとなるとそれなりの覚悟がいります。

行動になかなか移せない方もいらっしゃるでしょう。

しかし、何回でも言いますが、取り組まなければ終わりません。

 

皆さんの状況が少しでも良い方向に動いていくことを願います。。

 

以上、うっちゃんでした。。

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