老後破産しないための貯蓄額は?下流老人とは?原因と対策を探る。

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下流老人の言われる方々が近年増えているのを知っているだろうか?

「私は、年収が平均以上だから大丈夫!!」と考えているあなたこそ危ない かも知れない。

 

下流老人とはどういうもので、そうならないためにはどういうところに気を付けていかなければならないのか??

一緒に見て行きましょう。

 

 

下流老人って??

字を見ればなんとなく分かりそうだし、分かっているつもりになっていたけどこうやって聞かれてみるとよく分からないな。。って人、多いのではないだろうか?

 

「下流老人」とは、一般的に以下の状態に陥った時に呼ばれます。

 

  1. 十分な収入がなく、尚且つそれを補填出来る老後の貯蓄がない。
  2. 周囲に頼れる人がいない。
  3. 子供がワーキングプアまたは引きこもりで親のすねをかじっている。
    ※wikipedia より

 

この内容は、一つ一つどの項目をとってみても、とてもかわいそうな状態であり、自分がこういう状態になるのは何としても避けたい!って思います。

状況を想像すればとても悲惨でありますが、だからこそ「下流老人」と言われる所以でもあるのだろう。

そして、このような方々は現実にいらっしゃる事を決して忘れてはいけないと思うところです。

 

それでは、上記が具体的にどういう事かを考察していきたいと思う。

 

1.十分な収入がなく、尚且つそれを補填出来る老後の貯蓄がない。

まず、平均的な高齢者世帯の収入および、支出の関係から、老後生活を始めるにあたり、どのくらいに貯蓄があれば 「安心」 なのか??

その 「安心」 ラインと現実にはギャップはあるのか?

あるとするとどの程度あるのか? を確認していきます。

以下の表をご覧ください。

 

  高齢者世帯 全世帯
平均年収 308万円 546万円
手取り 293万円 (未調査)
年収中央値 242万円 (推測) 428万円
年間平均支出 305万円 (未調査)
平均貯蓄額 1,224.7万円 (未調査)
貯蓄中央値 500~700万円 (推測) (未調査)

厚生労働省-「平成28年度国民基礎調査」より

 

上表の通り、年収中央値は概算で、242万円に対し、支出は 305万円といきなり赤字 を叩き出しています。

この平均支出は平均値である為、中央値は少し下がる可能性はあるものの、高齢者の支出の特性を考えると、支出は平均年収とその中央値ほど差はない可能性は高いのではないだろうか。

 

一方で、現在「人生100年時代」 の到来などとよく耳にする。

平均寿命は 30年後には、90歳を超えてくる、とする予想も出ている中で、貯蓄の中央値 700万円以下という数字は、あえて計算しなくと明らかに足りない。

 

上表では、年間の収入に対し、年間支出でおよそ 「60万円」 ほど足らない事が分かったが、65歳で年金生活に入ったと仮定し、95歳まで仮に生きたとすると、

60万円 × 30年間 = 1,800万円 の貯蓄が65歳を迎えた段階でない場合、平均的な生活が送れないことを意味する。

 

それだけではない。

今後、年金制度自体がどうなるかは全くの不明である。

現状よりも減額幅が大きくなっていくことも、受給可能年齢が更に上がっていってしまうことも容易に想像出来るし、このままでは間違いなくそうなる。

また、日本が今後10年、20年先にはとっくにデフレは脱却し、健全なインフレ経済になっている可能性もある(今の状況では想像し難いが)。

その場合、現状の貯蓄は実質的に目減りする訳だから、インフレ分の貯蓄も余分にしなければいけない。

 

これらを考慮すると、現在の現役世代の方々は、定年時の貯蓄額として、1,800万円 ではとても足りないなんてことが実際に起こり得る可能性は高い。

いずれにせよ、少なくともこの約2,000万円の貯蓄が定年時に無い場合、いずれ老後破産を迎える可能性が高く、この額の乖離が激しいほどそこに行きつく時間は短くなる。

 

「それじゃ、定年時に 2,000万円あればいいんでしょ?」

ということになるが、これは簡単なことではない。

特にこれから挙げるケースに当てはまる場合、この 2,000万円はかなり高い確率で貯めることが出来ないと思われるため、それを見て行きましょう。

 

金銭的 下流老人化するケース

現代の引退世代・現役世代に関わらず、金銭的に下流老人化するケースはいくつか考えられる。

 

  1. 浪費家
  2. 病気やケガによる高額医療費負担の発生
  3. 離婚(特に熟年離婚)による財産分与
  4. 非正規雇用による低年収(特に現役世代)

 

それぞれ見て行きます。

 

a.浪費家

このタイプは意外にも多いです。

 

やたら高級品を欲しがり、自世帯の収入とは不釣り合いな出費を繰り返す。

 

こういう人は、例外なく「見栄っ張り」であり、「他人と自分を常に比べたがる」性格を持っている上に「楽観的」である。

この 3つが揃った場合、ほぼ確実に 「浪費家」 となるので、ご自分がこのような性格でないかどうかは自問自答してみて欲しい。

 

言うまでもまく、浪費家は自分の収入のキャパを超えた買い物を度々繰り返してしまうため、貯蓄はほとんど出来ない。

これがひどくなると、老後云々の前に破綻してしまう。

 

b.病気やケガによる高額医療費負担の発生

人間、高齢になってくると、身体能力や耐久性、病気になるリスクが増大するのは致し方ないことだろう。

致し方ないゆえに、この問題は無視出来ない。

 

「平坦な道で転んで骨折してしまった。」

 

こんな話はよく聞くし、「頭を打って緊急手術!」 というケースだって、高齢になればなるほど確率は高まる。

ただの風邪がこじれ、肺炎に罹り、長期入院。。こういう病気も高齢だからこそなりやすい。

こうなると、入院・通院費や治療費・薬代、手術ともなれば比較的大きな出費になる。

 

このような事態が、これまでの貯蓄を減らす要因となり、下流老人化リスクを増大させる。

 

c.離婚(特に熟年離婚)による財産分与

60歳以上の高齢者で離婚してしまう夫婦は、年間離婚数の実に、7.6%※1 に上る。
(※1:厚生労働省-平成21年度「離婚に関する統計」の概況より)

 

熟年離婚をお金の面で見てみると、一番心配されるのは、財産分与により手元のお金がいきなり半分になること、更には賠償金の発生により更にお金が無くなることにある。

 

どの年代でもこのリスクはあるが、特に熟年離婚を懸念した理由は、決してやり直しが効く年齢ではないからである。

ここから、頑張って働いてお金をガッツリ稼ごう!と考えても既に定年している。

 

「元々、二人で使うお金だったはずだから、それが二分されて問題はあるのか?」

と思うかも知れないが、二人で生活するときの一人頭の生活費(二人世帯の生活費÷2)と、一人で生活するときの生活費はイコールではない。

 

  月の平均支出 年齢
二人世帯(無職世帯) 237,619 円 平均 73.7 歳
単身世帯 148,358 円 60歳以上の世帯

家庭支出の表
総務省統計局-「家計調査報告書 平成29年(2017年)」より

 

上表を見て頂ければ分かるように、夫婦それぞれが単身世帯になり、それぞれが平均的な生活レベルを維持した場合、夫婦で平均的な生活する場合の支出より、およそ「25%増」の生活費が2人でかかることになる。

これは、言い換えれば二人で生活すれば 20年もつ貯蓄が、それぞれ単身世帯になったばっかりに、16年しかもたないことを意味する。

 

これは、住居費が二倍かかることや、光熱費・交通費・また食事が別メニューになることで発生する食費ロス等、いろいろな要因が重なった結果である。

別々で暮らす以上、これはどうしようもないことであり、25%増分の節約・生活レベルの低下などしか道は無く、自分の収入が4分の1減ることと同じである。

 

d.非正規雇用による低年収(特に現役世代)

突然の失礼だが、正規雇用者よりも非正規雇用者の方々の年収の方が低い。

 

ここで挙げる「a~d」の中でここが最も問題と考える。

なにしろ、貯蓄するにも実入りが少ないため、老後どころか目先の生活費や養育費に頭を悩ませることだって考えられるからだ。

 

平均年収
全体 172 万円
男性 228 万円

非正規雇用者の平均年収
※国税庁-「平成28年分 民間給与実態統計調査」より

 

 

平均年収
全体 422 万円
男性 521 万円

正規・非正規 混合の平均年収
※国税庁-「平成28年分 民間給与実態統計調査」より

 

上記 2つの表は、非正規雇用者のみで見た平均年収と、給与所得者全体で見たときの平均年収である。

 

見ての通り、非正規の年収はかなりの低水準であることが分かる。

但し、非正規にはアルバイトやパートが含まれるため、非正規の代表格である「派遣社員」などは当然もっと良い給料は貰っているはずであることには留意する必要があり、具体的には下表の通り。

 

派遣社員 平均年収
平均年収(全国) 287 万円
平均年収
(関東・東海・関西の三大都市圏)
341 万円

派遣社員平均年収
一般社団法人 日本人材派遣協会「派遣社員WEBアンケート調査」2018/1/24版 及び 株式会社リクルートジョブズ「派遣スタッフ募集時平均時給調査」 の 2018年 5月度 の一部を参照し、作成した表

 

派遣社員は非正規全体で見たよりも年収は高いが、それでも正規と比べてしまうと年収は低いと言わざるを得ない状況かと思う。

 

正社員及び非正規の平均年収と年収中央値

 

2.周囲に頼れる人がいない。

まず「周囲の人」で思い浮かべるのは「家族」ではないだろうか?

老後を迎え、ずっと元気でいられれば良いが、実際は体力は衰え、少しの体調変化で大事になる事もやはり多くなってしまうのが「老後」というものである。

 

そんな時、一番頼りになるのはやはり家族だろう。

例えば、配偶者がいるのであれば「配偶者に頼る」という事は選択肢の一つだが、そもそも配偶者自体も大体が高齢であるはずであり、自分の面倒を十分見てもらえるかと言えば、これはかなり疑問である。

それどころか、不幸にも先立たれてしまっている場合は文字通り頼れない。

 

次に子供という手もあるだろう。

但し、これはかなり自分自身の精神的な負担が大きくなってしまう可能性を秘めていないだろうか?

愛すべき我が子、我が子の幸せを一番に望んでいたはずなのに、その子に自分の面倒を見させるなど・・・。

背に腹は代えられないかも知れないが、筆者自身そうなったら非常に苦しい思いをしてしまうだろう。

ただ、このケースはまだ良い。何て言ったって見てもらえる訳だから。

仮に子供が面倒を見てくれない、見たくても住まいが物理的に遠すぎて見られないなんて場合は、まさに頼れる人は皆無となる。

 

もう一つとしては老人介護施設に入所するという手がある。

但し、これも金銭的に先立つものがなければ成り立たない。

 

3.子供がワーキングプアまたは引きこもりで親のすねをかじっている。

この 「3」のケースは、可能性のとしては比較的低いが、万が一この状態の子供を持った場合は全てにおいて良くない。

 

まず、一番の問題としては、かなりのお金が必要になるため、よほど裕福でなければ将来の自分達の為の「老後資金」が貯められない。

また、そういう子供では将来自分達の面倒を見れるという期待はとても持てない上に、その子の将来を悲観し悩む事で心身に影響を来す可能性も高くなる。

 

この項目の場合は「下流老人化するリスク」は目の前にあるということを決しては忘れてはならない。

 

「下流老人」にならないために・・・

今まで見て来た人は「下流老人化リスクは思ったより身近にある」と感じたと思う。

筆者自身、このままでは下流老人になってしまうのではないかとリスクの高さと感じている。

 

それでは、その 「下流老人」にならないためにどうすればいいのか?今まで見て来た内容から具体的には以下のようになるだろう。

 

  1. 老後の貯蓄を増やす。
  2. 常日頃から頼れる人を増やしておく。
  3. 子供を自立させる。

 

1.老後の貯蓄を増やす

前述させて頂いたように、下流老人リスクの一因に、金銭的な問題があり、これはなかなか簡単ではないが必須の項目となる。

 

支出を抑える。

まず、考えなければいけないこととしては支出を抑えるということ。

このテーマは突き詰めれば大きな効果を上げることも出来る項目であるし、ここでサラっと書くにはテーマが大きいので、ここの「支出を抑える」ことについては今後コンテンツを整えていきたい。

いずれにせよ、こういう努力なくして、良き老後は無い。

 

投資をする

筆者は、株式投資も FX もやっているが、これらは 怖い という印象が付きもの。

だが、投資手法さえ間違うことが無ければ決して怖いものではない。

 

株式投資

既に株式で運用をされていて、一定の利益を上げ続けている人はそのまま継続すれば良い。

しかし、上手く運用出来ていない、これから株式投資をしたいという人には、是非「長期投資」を勧めたい。

 

個人で株式投資をする場合、どうしても目先の利益を追いたくなるが、短期投資の繰り返しは思っているより難易度は高くベテランでも一回のミスで大きな金額を溶かしてしまうこともある。

 

闘う投資家・久保優太が株で2億2000万円の損失 借金4000万抱える

 

その点、長期投資は腹を括れば目先の値動きはノイズに過ぎず、なお且つ株は長期的には上昇バイアスがかかり易いため、利益に繋げやすい。

 

長期投資のススメ

 

また、これから株式投資を始めたいという人は下記の記事も参考になるだろう。

 

どこの証券会社がいいのか??

 

FX

FX は通貨取引である。

最も人気の通貨組み合わせは「ドル」と「円」の組み合わせだが、例えば 今後「円」が「ドル」に対して安くなっていく(円安)と予想すれば、ドルを買っておいて、円が安くなったところで、円を買い戻すことで利益を得るという通貨間の価格差を利用した取引である。

 

株式投資で運用する人よりも FX で資産運用する人の方が多いため、事実上の資産運用方法の代表だとも言える。

また、FX は株式投資と異なり大きいレバレッジを掛けて取引可能なため、リスクが大きくなる分、かなり大きいリターンを期待することも出来る。

実際に、億単位の規模で資産を形成する人は株式投資よりこちらの FX の方が多くいるので、間違えなければ成り上がりを夢見ることも出来る。

 

筆者がお勧めする業者は間違いなく、海外 FX 業者の「XMtrading」であるため、これから FX をやってみたいという人は是非検討してみると良いだろう。

筆者も永らくお世話になっている。

 

 

自分で投資するのは怖い人

資産運用には興味あるけど、自分でやるのはやはり怖いなぁ。。という人には、投資信託 という選択もある。

その中でも、【iDeCo】については活用するに値すると思うため、是非活用することの検討をするべきと思います。

 

「iDeCo」活用のススメ!

 

転職により収入を増やす

転職は、収入を増やすという点においては非常に大きい可能性を秘めている。

 

仮に転職により、年収 10万円でもベースアップさせることが出来たならば、今後 30年間働くと仮定して、生涯で 300万円が多く貰えることになる。

この金額は老後資金の大きな助けになる

 

これが年収アップ 20万円なら? 30万円なら、、、?

年間で見れば大したことなくても長期で見れば莫大な効果となるのが転職による年収アップである。

 

だが、転職は闇雲に活動しても良い転職に繋がらない。

ましてやハローワークをメインに活動していては時間の無駄である。

 

ハローワークを利用するデメリットとは?

 

転職する場合、年齢がネックになる場合も多い為、より良いところをより効率良く探すには、その道のプロに協力してもらわなければならない。

具体的には、転職サイトや転職エージェントなどの転職支援サービスを利用すべきだが、これらのサービスもどこでも良いという訳ではない。

これらもやはり各社の色というものがあり、サービスの内容には差がある。

筆者も 4回ほど転職経験があるが、その経験も踏まえ下記の記事を起こしている。是非、参考にして欲しい。

 

転職求職者にとって最も良い転職手法

 

収入面から転職を検討する一つの目安

転職は前述の通り、収入アップに大きな可能性を秘めているが、注意点があるため記載しておく。

 

仮にあなたが世間一般より既に大きく稼いでいるのなら転職による収入アップの可能性は低くなる。

これはある意味当たり前であるが、この尺度はもちろん世間を知らないと測れない。

 

正規・非正規の平均年収及び年収中央値

年代別の平均年収及び年収中央値

業種別の平均年収

 

上記記事ではそんな世間の収入状況をまとめているので参考になると思う。

 

2.常日頃から頼れる人を増やしておく。

 

家族を増やすというよりかは「友人」を増やすと良いだろう。

心から信頼がおける友人がたくさんいる事でお互い「助け合う」事が可能になる。

この「助け合う」というところが非常に大切で、結局のところ人間は一人では生きていけないが、それが老後となるとより鮮明となるだろう。

 

是非、日ごろから友人は大切にし、人間同士のつながりを築いていけたら、それは一生涯の財産となるはずである。

 

3.子供を自立させる。

可能性としては低めなのかも知れないが、この項目は非常に大切である。

 

子供を自立させる事は親の責任でもあるが、この項目に失敗すると、金銭面・精神面ともに苦労することになる。

この項目も非常にテーマが大きい為、以下に専用の記事にまとめてるので参考にして欲しい。

 

息子・娘を自立させたいであれば、幼児期から親の責任を全うせよ!

息子・娘が自立しない!と悩んでいませんか?対処法はこれしかない!

息子・娘が自立しない!ひきこもりへはひきこもりへの対処法がある!

 

最後に・・・

決して不安を煽りたい訳ではないが、「下流老人」 化する可能性は誰にでもあり、今からでもどの方でも少しでも早く対策する事で、「下流老人」 化するリスクは軽減させる事が出来る事を知ってもらいたい。

あとは、あなた自身どこまで本気で取り組むかだけとなる。

 

これを見ている人たちでけでも良い未来があることを願っている。

 

 

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