妊娠を制御するホルモンの神秘

一服記事:「子供について」

 

赤ちゃんを妊娠するプロセスは、とてつもなく複雑かつ巧妙な体の仕組みにより成り立っています。

この仕組みのカギを握っているのは間違いなくホルモンのおかげです。

このホルモンは会社例えれば「業務命令書」です。これが無ければ各器官はまともに働いてくれません。

 

今回はこの神秘の要となる「ホルモン」の働きを勉強しましょう。

 

 

妊娠に関係するさまざまなホルモン

妊娠のプロセスを成功させるにはさまざまなホルモンが活躍します。

ざっとホルモンの名称を挙げると下記のようなホルモンがあります。

 

  • ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)
  • ゴナドトロピン
     ⇒卵胞刺激ホルモン(FSH)/黄体化ホルモン(LH)
  • エストラジオール(E2)
  • プロゲステロン(P4)
  • プロラクチン(PRL)

 

この時点ですごいと思いませんか?

これらのホルモンが絶妙に各器官へ卵子などへ働きかけることで妊娠が初めて可能になります。

これらのホルモンは女性の体の中でいつも同じように分泌されているわけではなく、常に分泌量が上下しながら一つの周期を作っています。

この周期が月経周期となります。

 

月経周期

月経周期はネットや本などを見ると 28日で解説されている場合がほとんどですが、実際は同一人物でもこの日数がばらつくことは少なくありません。

高温期(黄体期)は人によるばらつきが少ない期間ですが、低温期(卵胞期)のばらつきは人によることはもちろん、同一人物でもばらつきが大きい期間です。

 

通常、月経周期が 25日~38日 の間にあれば、医学的にも正常と判断されますので、少しくらい月経周期が伸びたりしても必要以上に気にする必要はありません。

逆にそのストレスの方が良くない方向に導いてしまいます。

大切なのは、月経周期で基礎体温が 二相性かどうか? ということです。

 

「生理周期がバラバラ・・・」このような女性は妊娠しにくいのか?

 

このことは一つ頭に入れておきましょう。

 

妊娠における各ホルモンの働き

妊娠において各ホルモンは、どこから分泌され、どういう働きをしていくのか?

見て行きましょう。

 

ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)

まず、GnRH は妊娠にとってかなり重要なゴナドトロピンというホルモンを分泌させるために分泌されるホルモンです。

 

・・・ホルモンを分泌させるためのホルモンなんて少しややこしいですね。。

 

このホルモンは脳にある視床下部からこのゴナドトロピンを分泌させる下垂体前葉に働きかけるために分泌されます。

 

ゴナドトロピン

ゴナドトロピンは脳の下垂体前葉から分泌されるホルモンで、排卵には欠かせない、ゴナドトロピンの FSH と LH を分泌させます。

 

FSH とは、卵胞刺激ホルモンのことで、卵胞が成長することを促進させます。

また、LH とは黄体化ホルモンと呼ばれ、卵胞を成熟させるのと同時に排卵させるのに不可欠なホルモンです。

 

ちなみに「排卵検査薬」とは高精度だと言われていますが、この検査薬は排卵を直接検出している訳ではなく、この排卵時に分泌される、この LH を検出することで間接的に排卵の陽性反応を出します。

それだけ、LH の分泌は排卵には欠かせない、ということです。

 

近年、ホルモンバランスの乱れから排卵出来ない人がいますが、そういう人は、ここのゴナドトロピンの FSH や LH の分泌が上手くいっていないことも考えられます。

そういう方に対してはとてもオススメ出来るサプリがありますので、「私のことかな?」と少し気になるのであれば、下記記事を参考に検討してみても良いと思います。

 

   「授かりたいをサポートするサプリ:マカミア」    

 

上記サプリを試してみても排卵する気配が無ければ、お医者さんに掛かることも考えていかなくてはなりません。

いずれにせよ、排卵が無ければ妊娠は絶対にしません。

 

 

エストラジオール(E2)

女性ホルモンであるエストロゲンの一つで、ここでの役割は、受精卵が着床するための「子宮内膜」の肉厚を厚くする働きを持ちます。

 

一般的に着床するためには、子宮内膜の厚さ 7mm以上の厚さの確保が求められますが、中にはこの半分程度の厚さでも妊娠するケースはあります。

但し、不妊治療で、体外受精などの ART を受ける場合に関しては、この子宮内膜の厚さが薄いことは受精卵の子宮内着床を見送る判断基準の一つにもなります。

 

体外受精は今の時代 既に身近なものになっている

 

また、この E2 は実は、卵胞(※正しくは、卵胞の顆粒膜細胞:卵子を包み込んでいる外縁の細胞)から分泌されるホルモンとなります。

この厚くなった子宮内膜は受精卵を待つために厚くなっていますが、もし受精卵が来なければ、いずれ剥がれ落ち、体の外に出て行きます。

⇒⇒⇒これが、月経(生理)です。

 

ちなみに、妊娠から見れば副産物的な効用ですが、この E2 は、お肌のツヤを良くする効果もあるホルモンです。

 

プロゲステロン(P4)

子宮内膜を厚くさせるだけでなく、受精卵が子宮内膜に着床し易くし、妊娠を継続させる必要がありますが、それを手助けするのがこの P4 と呼ばれるホルモンです。

 

この P4 は、黄体から分泌されますが、この黄体の元は卵胞の顆粒膜細胞のことで、この頃になると、この卵胞の顆粒膜細胞は黄体と名前を変えています。

 

もし、待ちに待った受精卵が子宮内膜に着床すると、受精卵は子宮内膜の中に入っていき、この中で血管を張り始め、胎盤を作っていきます。

便宜上、子宮内膜に乗った段階を「着床」と呼んで来ましたが、正確にはこの段階まで来た状態を「着床」と呼びます。ここで作られ始める胎盤の元は黄体です。(卵胞はすごいですよね。。)

 

また、この P4 は、体温を上昇させる役割も持っています。

 

プロラクチン(PRL)

この PRL は母乳を分泌させるホルモンで、妊娠中・授乳中は多くの量を分泌しています。

また、PRL は、排卵を抑制する作用を持っています。

妊娠中・授乳中に月経(生理)が無いのはこのホルモンのためです。

 

出産後、母乳で育てている人は、平均して約4か月程度、市販のミルクで育てている人は約2か月程度の期間月経がありません。

 

最後に・・・

いずれ、本記事に図解を入れてさらにイメージし易い記事にしたいと思っていますが、文字で見てみるだけでも、子供という存在はそれだけで大きな奇跡なんだな、と感じざるを得ません。

 

なぜ、このようなシステムがこの宇宙に自然発生したのか?

人間を細分化していく先には素粒子しか残らない、あくまでも物質的な存在であるはずの私たちがなぜ、このような整然化を成しえたのか?

なぜ人間は局所的にエントロピーが減少しているように見えるのか?

 

人間というものは実に面白い。

 

以上、うっちゃんでした。。

 

 

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