歯科衛生士の平均年収やパート勤務の平均時給を徹底調査しました。

収入・貯蓄

 

今回は「歯科衛生士」の年収を徹底的に検証します。

 

「歯科衛生士」は、実質上女性のお仕事と化しています。 それほど女性比率が極端に高い職業ということです。

そんな歯科衛生士の方々は、日々どんな思いで仕事をされているのでしょう?

  • 嫌な患者さんがいて、憂鬱・・・。
  • 先生とそりが合わず、やり難い・・・。 などなど。

 

どんな仕事でも嫌なことはあるものです。

そんな中でも、「大変なわりに給料が安くてイヤ。」なんて思っている人もいるのではないでしょうか?

本記事では歯科衛生士の年収相場や、パート勤務の平均時給、実際の求人情報から得た、都道府県別年収相場などをまとめていますので、そんな方にこそ、ご覧頂きたい記事となっています。。

 

 

歯科衛生士の全国平均年収

さっそく歯科衛生士の平均年収を見てみます。下の表をご覧ください。

 

平均年収-1 年齢 勤続年数 残業時間 年収
歯科衛生士 35.1歳 6.0年 7H 342.6万円
(全業種・女性) (280万円)

平均年収-1(一般労働者平均年収)
※厚生労働省-「平成29年 賃金構造基本統計調査」 より

 

上表を見ると、歯科衛生士の年収は、「全業種」での平均年収を 2割以上高い水準で収入が良い のが分かります。

 

歯科衛生士は冒頭記したように、(現在のところ)実質上 女性のお仕事です。
(※男性の歯科衛生士はごく少数ながら存在します。)

事実、厚生労働省から発表される歯科衛生士の年収情報などは、女性のみの統計結果しか発表されていません。

そういう特殊性もあり、比較として今回併記したのは、女性のみの全業種平均年収としました。

 

上表では、平均年齢も出していますが、実際はより年齢が高い層の年収や一部の高年収帯に平均が押し上げられる傾向がありますので、上表年齢(35.1歳)より下であれば、平均年収に届いていなくとも、よほど記載の年収より低くなければ、そこまで気にする必要もないでしょう。

上記平均年収に届いていなくとも、ここの段階ではまだ気にする必要がない理由は、もう一つありますが、それについては後述します。

重要なのは、ご自分の年齢及び年収と、世間で同業種・同年齢帯の歯科衛生士の方々の年収と比べたとき、自分の年収は ”上” なのか ”下” なのか です。

 

そうなると、「実際の年齢別での平均年収はどうなの??」

との疑問が沸いて出てきますので、年齢別の平均年収も見てみましょう。

 

年齢別 全国平均年収

下表が、歯科衛生士の「年齢別 全国平均年収」となります。

 

平均年収-2 年齢 勤続年数 残業時間 年収
20-24歳 23.2歳 1.7年 7H 296.7万円
25-29歳 27.5歳 4.0年 7H 336.1万円
30-34歳 32.6歳 6.7年 11H 335.5万円
34-39歳 37.8歳 5.9年 6H 335.7万円
40-44歳 42.7歳 9.7年 6H 379.2万円
45-49歳 47.6歳 7.5年 7H 354.5万円
50-54歳 52.5歳 12.2年 4H 402.2万円
55-59歳 56.3歳 12.9年 7H 374.5万円
60-64歳 60.9歳 7.9年 4H 438.3万円

平均年収-2(一般労働者平均年収)
※厚生労働省-「平成29年 賃金構造基本統計調査」 より

 

「平均年収-1」の表で見た、平均年齢は、35.1歳 でした平均年収は、342.6万円 でした。

一方で、上表「平均年収-2」での、34-39歳欄を見ると、平均年齢は 37.8歳 で、平均年収は 335.5万円 です。

この不整合は、前述したように、高年齢帯の高給や、一部の高収入帯が存在するためです。

 

いずれにせよ、上表が年齢を考慮した場合の平均年収となりますので、ご自分との年収を比べる際は、上表が一つの目安となる でしょう。

 

しかし、まだここでは注意点があります。

上表は、厚生労働省から発表されている公的な統計となりますので信頼性は抜群ですが、上表の対象事業所規模は、10人以上の事業所が対象とされています。

製造業など、規模の大きい産業では、ほぼほぼ事実を反映していると判断しても良いですが、歯科衛生士の働き口は、”従業員がいっぱいいる会社” というよりは、個人経営の診療所などが主となります。

これらの診療所は、10人以上いるというケースは少なく、なおかつ 企業規模(従業員数)が大きくなればなるほど、給料水準は高くなりますので、実際の歯科衛生士全体の平均年収は、上表「平均年収-2」の平均年収より低くなる可能性は極めて高い ですので、その点には留意する必要があります。

 

企業規模別 全国平均年収

下表をご覧ください。

 

平均年収-3
企業規模 年齢 勤続年数 残業時間 年収
10-99人 34.9歳 5.7年 7H 333.3万円
100-999人 34.0歳 5.9年 6H 340.2万円
1,000人~ 37.3歳 8.5年 7H 398.7万円

平均年収-3(一般労働者平均年収)
※厚生労働省-「平成29年 賃金構造基本統計調査」 より

 

上表「平均年収-3」を見て頂ければ分かるように、企業規模が大きくなればなるほど、平均年収は上がります。

特に、1,000人規模になると、年収は跳ね上がっているのが分かるでしょう。

 

前項で、
『上記平均年収に届いていなくとも、ここの段階ではまだ気にする必要がない理由は、もう一つありますが、それについては後述します。』
と、記しましたが、そのもう一つの理由が、この「企業規模」となります。

すなわち、「平均年収-1 ・2」で示した平均年収は、実際よりは少し高めに出ています。

 

ここの項目での要点は以下となります。

自分の平均年収と世間の平均年収を比べるときは、年齢と企業規模を考慮する。

 

上記に注意し、考慮しなければ比較する意味が薄れてしまいます。

 

歯科衛生士が年収を上げる方法

歯科衛生士は、国家資格であり、専門職となります。

歯科助手をしていた人が実際の社会において、歯科衛生士との待遇の違いや、医療の知識が少ないことでやれることが限られることから雑用ばかりやらされる実態などから、歯科助手をしていた人が歯科衛生士になる、ということはよくある話です。

何が言いたいか? というと、歯科衛生士は、高待遇であるべき だということです。

それだけ、歯科医師からも頼りにされている存在のはずですし、元々歯科衛生士は不足気味になっている現状もあります。

 

そんな歯科衛生士の年収はどうすれば上げることが出来るのか??

その答えは一つしかありません。

 

転職をする

もうホントにこれしかない。。

歯科衛生士が年収を上げるには、まさに転職しかあり得ません。

 

企業規模の大きい事業所へ転職をする。

歯科衛生士の年収はその事業所に依存します。

前述したように、個人医院で業務をしている人は多いですが、スタッフの少ない個人医院では定期昇給以外に年収を上げる要素が無い医院も多いのです。

大きい歯科医院で、歯科衛生士の数も多いところでは、新人の歯科衛生士の教育指導を行う立場になればその分手当を付けてくれるところも多いようですし、そういう医院であれば、衛生士長という役職を設定しているケースも多いです。

つまり、そういう事業所への転職をする ということになります。

 

このように、年収を上げるためには、役職などで手当てを頂ける医院を選ぶ必要がありますし、既に見てきたように、従業員数が多ければ多いほど年収は高くなる傾向がありますので、このような医院では、元々年収は高めに設定されます。

年収が高めに設定されている上、衛生士長や、主任などのポスト用意されていれば、同じ歯科衛生士でも、年収に雲泥の差が生まれることでしょう。

すなわち、転職をする際には、前述したように企業規模を考慮するべきなのです。

 

同規模事業所へ転職する。

「主任だの長だの、、なんかめんどくさい。。人が多いといざこざもありそうだし。。私は今の年収が低すぎると思うから、もうちょっと上げたいだけなのに・・・」

こういう人もいるでしょう。むしろこういう人の方が多いのかもしれませんね。

仮に今の年収が平均に届いていないというのであれば、かなりの高確率で転職により年収を上げることは可能です。それも、主任だの長だの無関係そうなところで。

主任とか長とかがいるいないに関わらず、転職するのには、何かの求人を見るかと思います。

そこに月収や手当の情報から、年収を予想しますが、求人の平均年収は実際に働いている方々の平均年収と遜色はありません(後述)。

つまり、平均ですので、それ以上の年収を提示する求人もそこそこある のです。

そういう求人に狙いを定めていきます。

そういう転職活動であれば、現在の雰囲気とそんな変化はせず、給料だけを増やす転職は十分可能 になります。

 

歯科衛生士を極める

歯科衛生士として、5年以上の実務経験があると、「ケアマネジャー」の受験資格が得られます。この資格を得ると、福祉関係への転職も視野に入ってきます。

日本は少子高齢化に歯止めが掛からない状況が続いており、これはこれで、政府は手を打つべきなのですが、ケアマネジャー視点で見れば、今後需要は拡大していくでしょう。

福祉の現場は、単体の歯科医院より規模が大きい為、役職ポストや手当などが充実しているはずです。

これは年収アップの大きな要素 となり得ます。

 

 

歯科衛生士は、前述したように国家資格の必要な専門職です。

このプライドは持つべきですし、それに値する年収は本来受けるべきなのですが、実際のところ、低年収で頑張っている歯科衛生士の方はいるでしょう。

その年収で満足するかしないかは個人の自由ですが、僕から言わせれば、その状況で満足していたら、その人には別に資格なんかいらないんじゃないか・・・。別に普通の事務とかやればいいんじゃないかな・・。と言いたくなります。

 

ここから下に記すのは、歯科衛生士の方が平均より低い低年収で悩んでおり、チャンスがあれば転職したいと考えている方向けとなります。

もし、あなたが現状の低年収で満足であれば、この先の情報は無用でしょう。

ぜひ、低年収で頑張って頂きたい。そう思います。

 

 

おすすめの転職方法

転職を検討する場合、出来るだけ良いところに行きたいですよね。

そのためにも効率的に事を進める必要があります。

 

具体的には、転職サイトや転職エージェントの利用を検討すべきであり、そのための利用の仕方は以下のリンク先で詳細にあります。

 

効率的な転職方法

非正規が正規を目指す最も実現性が高い方法

 

また、下記では歯科医療専門で作成した、オススメの転職支援サービスを紹介しています。

転職を検討するであれば、上記記事と同様必読のことと思います。

 

歯科医療 転職支援サービス

 

仕事は人生において非常に重要な位置にあります。仕事をしなければ生活出来ません。少しでも転職が頭によぎっているのなら、進めてみましょう。

 

少し年収が上がるだけでも長い目で見ればそっちの方が間違いなく良いですし、そう出来れば少なくともその分の生活は絶対楽になります。

このまま現職に留まり、他の人より低年収のままでホントに良いのですか??

 

歯科衛生士 転職後の平均年収(正職員)

上項までで見てきた平均年収は、厚生労働省発表の統計結果であり、それだけで十分目安としては使用出来るものですが、調査対象が 10人以上の事業所対象ということで、歯科衛生士の年収を知るには少し対象が抜けているのかな、という印象でした。

上記を知ることだけでも、この統計結果の意義は増しますので、それはそれで良いのですが、やはり、もう少し現実に即した結果を知りたいというのが本音でしょうから、転職後の予想平均年収を調査しました。

 

都道府県別 平均年収

調査方法は、実際の求人を一つ一つ調べる方法を取りました。延べ調査求人数は およそ2,500求人。

そこから、「賃金構造基本統計調査」を元に年収を算出しました。

また、年収は地域によって多少の差が見られることが知られていますので、都道府県別に出しました。さっそくご覧ください。

 

平均年収-4
都道府県 月収 年収 順位
北海道 22.1万円 317.7万円 31
青森 21.0万円 301.1万円 41
岩手 21.9万円 315.4万円 33
宮城 22.7万円 325.5万円 26
秋田 21.6万円 309.8万円 39
山形 22.3万円 320.0万円 30
福島 23.2万円 333.5万円 23
群馬 22.6万円 32.4.4万円 28
栃木 23.6万円 339.0万円 18
茨木 23.4万円 335.8万円 20
千葉 25.7万円 369.9万円 9
埼玉 25.2万円 361.5万円 11
神奈川 26.9万円 386.4万円 4
東京 27.9万円 415.0万円 2
山梨 23.6万円 339.2万円 17
長野 22.6万円 324.6万円 27
新潟 21.9万円 314.1万円 35
富山 24.8万円 357.1万円 13
石川 21.7万円 312.4万円 36
福井 21.6万円 309.8万円 38
愛知 26.8万円 384.4万円 5
静岡 23.2万円 333.5万円 22
岐阜 24.5万円 352.8万円 14
三重 24.1万円 346.3万円 15
和歌山 23.2万円 332.7万円 24
奈良 25.0万円 358.6万円 12
滋賀 25.5万円 366.9万円 10
京都 25.9万円 372.0万円 8
兵庫 26.9万円 387.3万円 3
大阪 26.5万円 380.2万円 7
鳥取 17.9万円 257.2万円 47
島根 20.1万円 289.5万円 44
岡山 22.3万円 320.4万円 29
広島 28.9万円 415.0万円 1
山口 23.9万円 343.3万円 16
徳島 20.7万円 297.7万円 42
香川 26.5万円 380.7万円 6
愛媛 23.5万円 337.7万円 19
高知 21.9万円 315.4万円 32
福岡 23.1万円 332.3万円 25
佐賀 20.1万円 288.4万円 45
長崎 21.6万円 309.9万円 37
熊本 23.3万円 335.4万円 21
大分 20.5万円 294.4万円 43
宮崎 21.9万円 314.4万円 34
鹿児島 21.6万円 309.7万円 40
沖縄 19.3万円 277.6万円 46

平均年収-4(都道府県別 平均年収)
※筆者独自調査

 

上表は、既に記したように、実際の求人から出していますので、現状に極めて近い数字になっています。

自分の年収の水準がどこにあるのかを知りたいときは、自分が勤める事業所の場所の都道府県に記されている「年収」と比べてください。

 

上記の 比較の結果、自分の年収が、それよりも ”上” なのか ”下” なのか?

前述したように、ここが最も重要なところであり、ここで満足出来ないのであれば、転職するのが最も良い解決策 となります。

 

効率的な転職方法

非正規が正規を目指す最も実現性が高い方法

歯科医療 転職支援サービス

 

パート者の平均時給

冒頭の通り、歯科衛生士は女性の方がほとんどの職業ですので、相対的にパートの人気も高い職業です。

パートは当たり前ですが、給料はその時給に依存しますので、より高い時給を出してくれるところで働くのが最も理想的ですが、これもまた、世間の相場を知らなくては、知らず知らずの内に金銭的に妥協していることも考えられます。

 

上項「都道府県別 平均年収」のように、こちらも 都道府県別 で出していますので、下表をご覧ください。

 

パート平均時給
都道府県 時給 順位
北海道 1,247 円 33
青森 1,148 円 44
岩手 1,225 円 35
宮城 1,288 円 24
秋田 1,225 円 36
山形 1,273 円 25
福島 1,403 円 13
群馬 1,273 円 26
栃木 1,350 円 16
茨木 1,331 円 20
千葉 1,511 円 5
埼玉 1,435 円 9
神奈川 1,487 円 6
東京 1,641 円 1
山梨 1,264 円 27
長野 1,343 円 18
新潟 1,249 円 32
富山 1,428 円 10
石川 1,307 円 23
福井 1,256 円 30
愛知 1,515 円 4
静岡 1,325 円 21
岐阜 1,421 円 11
三重 1,365 円 15
和歌山 1,324 円 22
奈良 1,400 円 14
滋賀 1,421 円 12
京都 1,463 円 7
兵庫 1,523 円 3
大阪 1,457 円 8
鳥取 1,174 円 43
島根 1,175 円 42
岡山 1,263 円 28
広島 1,333 円 19
山口 1,255 円 31
徳島 1,222 円 37
香川 1,574 円 2
愛媛 1,348 円 17
高知 1,213 円 38
福岡 1,259 円 29
佐賀 1,191 円 40
長崎 1,179 円 41
熊本 1,233 円 34
大分 1,105 円 46
宮崎 1,105 円 45
鹿児島 1,209 円 39
沖縄 1,043 円 47

パート平均時給(都道府県別)
※筆者独自調査

 

歯科衛生士におけるパートの平均時給は、上表の通りです。

前項で見た、正職員の平均年収でも給料の高い順に順位を付けましたが、上表を見ると、パート時給で同様に順位を付けても、やはり大体同じくらいの順位 になっています。

 

上項の繰り返しとはなりますが、考え方は同じで、自分の時給と上表を比べたとき、満足出来ないのであれば、転職するのが最も良い解決策 となりますので、お悩みであれば早期に行動を移すのが良いと思います。

 

効率的な転職方法

非正規が正規を目指す最も実現性が高い方法

歯科医療 転職支援サービス

 

最後に・・・

今回は「歯科衛生士」の年収やパートの時給について、見てきました。

 

歯科衛生士は資格が無ければなることの出来ない専門職です。

より良い給料水準のところで働かなければせっかく取った資格なのに何かもったいないですよね。。

少なくとも今回提示させて頂いた平均水準、出来ればより高給のところの職場を探して、取った資格をフル活用するべきと考えます。

 

転職は根気もいります。理想ばかり追ってもダメですが、妥協ばかりしていてもダメなので、そこも意識しながら、転職活動に入られる方は進めていきましょう。

 

以上、うっちゃんでした。。

 

 

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