単身派遣社員にも生活水準と将来性に警鐘を鳴らします。

仕事

 

非正規の男性は結婚相手や子供に苦労をかける、という主旨の記事 を以前書きました。

金銭的な問題がやはりネックとなる訳で、事実 非正規の方は結婚に踏み切れない、という内容のニュースや記事が目に付きます。

 

ならば結婚さえしなければ、非正規、特に非正規の代名詞でもある派遣社員の生活は金銭的には大丈夫なのか?

ここを本記事では見ていきたいと思います。

 

 

派遣社員の年収

以前の 非正規の年収を調査したときの記事 には詳細に記載していますが、派遣社員の年収は概ね以下の通りとなっています。

 

派遣社員年収
平均年収 労基法限度目安の月45Hまで残業をした場合の年収
287 万円 参考値 - 373 万円
(三大都市圏 443 万円)

※当ブログ-「平均年収・中央値は?正社員は?非正規は?まとめました!」より

 

平均年収は、287万円。

この年収でやっていけるのか? それともやっていけないのか?

 

単身世帯の生活費

前項の「派遣社員の年収」が、本項「単身世帯の生活費」を上回れば、とりあえず平均的な生活を送れることを意味します。

 

早速見て行きます。

 

単身世帯 1ヶ月の平均生活費
項目 金額
食費 46,076 円
家賃 60,000 円
電気・ガス・水道 8,251 円
医療費 6,177 円
携帯やネット 7,977 円
雑費 62,637 円
累計 191,118 円

総務省統計局-「家計調査・単身世帯(2018年10~12月)」を基に筆者作成

 

単身世帯の1ヶ月の生活費は上表の通り、191,118円 の支出があります。

つまり、1年では 2,293,416円の支出があることになります。

この平均的な支出を出すために必要な 年収は、、約290万円 となります。

 

 

派遣社員では平均的な単身世帯の生活は難しい

上記必要年収290万円。と見てどう思いますか??

「ギリギリだ。。ギリギリいける・・。」

と思った人は残念です。

ここには重要な費用が含まれていません。

 

・まず、タバコの費用は含んでいません。例えば、タバコを1日に1箱吸う人は年間およそ 18万円が支出として上乗せされます。

 

・また、特に地方では生活必需品である車の費用も含まれていません。

仮に 100万円の中古車を5年乗るとすると、年間38万円が更に上乗せされます。
(※車検1回15万円・ガソリン代 10,000円/月 含む)

 

・ダメ押しに貯金が含まれていません。

詳細は、こちら で記していますが、現段階でも老後資金としては、およそ2,000万円が必要と考えます。

仮に今後30年ほどでこの資金を確保しようとするならば、年間 67万円を貯金出来なければ老後破綻する可能性が高まります。

 

上記3項目で、年間 123万円となり、本当に必要となる年収は以下の通りとなります。

単身世帯が必要な年収 = およそ 440万円

 

残念ながら、派遣社員の平均的な年収では、生涯を通して考えると平均的な生活は出来ません。

 

 

正規と派遣社員の差

派遣社員と正社員では収入面で大きな差があります。

 

1つ目は年収

お題目の通り、派遣社員と正社員で比べたときに年収が大きな差としてあるのが一つ目です。

 

具体的にどの程度の差があるかと言うと、以下の通りです。

 

平均年収
派遣社員 正社員
287 万円 505 万円

※当ブログ「平均年収・中央値は?正社員は?非正規は?まとめました!」より

 

平均値で見てみると、その差はなんと 1.75倍!

正社員で平均的な収入を得ている人ならば、平均的な生活をし、タバコを吸い、車に乗っても貯金は年間 120万円程度 することが出来ます。

 

平均的な派遣社員では、平均的な生活をすると生活がカツカツになるため、節約は必至の上、車はオンボロ車に乗る以外になさそうです。貯金は出来ません。

 

同じ人間、仕事内容は概ね同じ。それでこの差はバカらしいですよね。

ですが、現実です。

 

ここの大きな差の要因の一つにボーナスの有無があります。

派遣社員は基本的にボーナスはありませんし、実際に今この記事を読んでいる非正規の方々でボーナスを受け取っている方はほとんどいないでしょう。

 

ボーナス平均

 

月給とは別にもらえる収入の有無はまさに雲泥の差です。

 

2つ目は退職金

ここも、あるかないかでは非常に大きいです。

退職金を出す企業はとても多いですが、受け取れるのは基本的に正社員のみであり、派遣社員は貰えません。

 

勤続20年以上での平均的な退職金は下表の通りであると言われています。

 

1,000 万円 ~ 2,000 万円

 

平均的には、1,500万円程度でしょうか。

仮に、1,500万円の退職金が受け取れる場合、老後資金で想定している 2,000万円を揃えるには、500万円を別で貯金しておけば良いだけです。

 

仮に、今後30年でこの金額を用意するとなると、年間 17万円を貯金すれば良いだけです。

ですが、前述の通り派遣社員の方は、年間67万円を用意しなければいけません。

 

正社員は、元々 120万円程度の年間貯金は出来そうですので、この17万円は意識しなくても余裕中の余裕で用意出来ますので、老後は安泰。

派遣社員はもはや言うまでもないでしょう。。

 

派遣社員はやはり一刻も早く正社員を目指すべき

これまで見てきたように、派遣社員の方は先を見越すと厳しい生活が予想されます。

 

たった一度の人生。

派遣だからと人間そのものの価値が低い訳でもないのに、正社員の人より金銭的に苦しい思いをしなければならない。

だからこそ、筆者は一刻も早く正社員への転身を目指すべきと考えます。

 

「俺は、287万円以上稼いでるから大丈夫!」だなんて思わないで欲しいと思います。

2008年のリーマンショック時に 流行った「派遣切り」がいつまたやってくるか分かりません。つまり雇用は安定していませんし、退職金がそもそもありません。

明らかに派遣社員は正社員よりもこの人間社会で生きていく上では不利過ぎるのです。

 

今では、ハローワーク以外の転職アプローチも豊富で、それらの転職支援はスマホなどの普及でされに身近になっていることは間違いありません。

それらの利用も検討してみてはどうでしょうか?

 

転職求職者にとって最も良い転職手法

 

最後に・・・

派遣社員は、正社員と比べ生涯に渡り社会的地位が下に見られますし、そもそもの生活がかなり厳しい現実があります。

前述しましたが、再度言わせて頂くと、

派遣社員だからと、人間の価値そのものが低い訳ではないのに、低い年収でたったの一回の人生が苦しいものになってしまいます。

ずっと働けないですからね。金銭的な苦しさは他のものとは別格のものがありますので。。

未来を変えるためには、少なくとも自分自身が動き出すしかありません。

 

以上、うっちゃんでした。。

 

 

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