薬剤師の平均年収。派遣やパートの給料も徹底調査しました。

仕事

 

薬剤師は大変な努力を経て、やっとなれる専門性の高い職業です。

誰もがなれる職業ではない薬剤師になって、年収が低かったら かなり凹むことになりますが、もしそのような状況であるのならばそういう状況だということ、また出来るだけ早くその職場から離れる必要がある、ということを、当の本人が知らなければいけません。

 

この記事に記載されている世間の薬剤師の平均的な年収とご自分の年収と比べた時、今のご自身の年収に満足することが出来るでしょうか?

 

 

薬剤師の平均年収

薬剤師の方々の平均年収はどのくらいなのでしょうか?

早速下表で見てみます。

 

平均年収-1 年齢 勤続年数 残業時間 年収
男女計 39.0歳 7.2年 10H 543.8万円
男性 38.9歳 6.8年 12H 575.2万円
女性 39.1歳 7.3年 9H 526.0万円
(全業種) (422万円)

平均年収-1(一般労働者平均年収)
※厚生労働省-「平成29年 賃金構造基本統計調査」 より

 

上表を見て分かるように、専門性が高いこともあり、全業種の平均と比べて 約30%程度高い給料水準 であります。

この時点で、年齢や残業時間を見て、ご自身の年収が低いと感じたら職場自体の給料水準が世間と比べ低いということが言えます。

しかし、それは経営陣が出来るだけ雇用者を安く使いたいという目論見によるものであり、個人の頑張りでどうこうなる問題ではなくなります。

当然、経営陣の強欲さでやっているところばかりではなく、その会社を存続させるために断腸の思いで給料水準を下げている場合もありますが、いずれにしても あまりに給料水準が低いのであれば、早期に転職するのが良い です。

 

話に戻しますと、上表は「一般労働者」となりますので、この平均は、正規薬剤師ばかりでなく派遣薬剤師なども含まれます。

そうなると、派遣で働く薬剤師の方々の年収が気になると思いますので見ていきましょう。

 

派遣薬剤師の平均年収

一般的に「派遣」という就業形態をとると、年収が低くなる傾向があります。

事実、日本の代表的な業種である製造業なども当然派遣社員の方が年収が低いです。

しかし、薬剤師に限ってはその専門性からか、少し派遣の収入に違いが見られます。

 

下の表をご覧下さい。

 

平均年収-2 勤務条件 年収
時給 日当たり 月当たり 残業時間/月
2,500円 8H 20日 10H 517.5万円
3,320円
(およその平均)
687.2万円
4,000円 828.0万円
5,000円 1,035.0万円

平均年収-2(派遣薬剤師平均年収)
※筆者独自調査による

 

上表の通り、派遣薬剤師の約2,500求人程度を調査した結果、派遣薬剤師の時給のボリュームゾーンは、2,500円~4,000円ほど のところまであることが分かりました。 意外と幅広い時給差があります。

平均時給は、およそ 3,320円 辺りとなっており、上表の通り、年収は 約700万円程度は見込めるでしょう。

更に、数こそ少ないですが中には 5,000円を超える求人もあり、ここまでの時給となると、年収1,000万円 の大台に乗せることも可能になります。 元々勝ち組である薬剤師の方々の中でも、頭一つ出すことになるでしょう。

 

上記のように派遣の給料は時給に依存しますので、これだけの幅があると、全般に給料の良い薬剤師といえども、時給により勝ち組と負け組に分かれそうです。(負け組とは言っても十分高い年収水準ではあります。)

前項で見た表【平均年収-1】では、「一般労働者」の平均年収でした。 この一般労働者には、前述の通り派遣薬剤師が入っていますが、もちろん 正職員の薬剤師も入っています。

しかし、上表【平均年収-2】で見たように、派遣薬剤師の年収は思いの他、高給でした。

これはすなわち、正職員の平均年収は、【平均年収-1】で見た平均年収を下回る可能性がある ということです。

 

ここまでくると、こう思うのではないでしょうか?

「薬剤師は派遣で働いた方が良いんじゃないの・・・?」

 

こう思うのは当然であり、事実 派遣薬剤師は非常に人気 があります。

みんな知っているのですね。実は「薬剤師は派遣の方が儲かる」ということを。

 

しかし、あくまでも派遣であり、雇用は正職員よりも不安定であることは否めませんので、そこを理解した上で派遣という就業形態と付き合うことになります。

 

派遣薬剤師-都道府県別平均年収

一般的な職業と比べ、薬剤師は意外にも派遣という道もなくはないことが分かりましたので、ここでは都道府県別の平均時給から、平均的な就業条件を当てはめて、年収を調べてみました。

 

以下の表をご覧ください。

 

都道府県 平均時給(円) 平均年収(万円) 年収順位
北海道 3,380 699.7 19
青森 3,610 747.3
岩手 3,467 717.8 13
宮城 3,215 665.5 27
秋田 4,183 865.8
山形 3,752 776.8
福島 3,298 682.8 25
茨木 3,503 725.3 12
栃木 3,280 679.0 26
群馬 3,572 739.5 10
埼玉 3,056 632.6 37
千葉 3,106 643.0 34
東京 2,935 607.6 45
神奈川 3,011 623.3 41
新潟 3,374 698.5 20
石川 3,178 658.0 30
富山 3,605 746.2
福井 3,200 662.4 28
山梨 3,335 690.3 24
長野 3,516 727.9 11
岐阜 3,648 755.3 6
静岡 3,760 778.3
愛知 3,448 713.9 15
三重 3,745 775.2
滋賀 3,392 702.2 17
京都 3,159 653.9 33
大阪 3,083 638.3 35
兵庫 3,054 632.2 38
奈良 3,027 626.7 40
和歌山 3,348 693.2 22
鳥取 3,366 696.8 21
島根 3,640 753.6
岡山 3,338 691.1 23
広島 3,227 708.6 16
徳島 3,000 621.0 42
香川 3,059 633.3 36
愛媛 3,194 661.3 29
高知 3,380 699.8 18
福岡 2,936 607.8 44
佐賀 2,946 609.9 43
長崎 3,683 762.4
熊本 2,982 617.3 43
大分 3,452 714.7 14
宮崎 3,165 655.2 31
鹿児島 3,160 654.1 32
沖縄 3,048 631.1 39

派遣薬剤師平均年収-都道府県別
※派遣薬剤師求人約2,500求人の調査結果より筆者独自に算出

 

派遣薬剤師の時給は、東京などの都会は比較的悪く、地方の方が良い。と聞くので今回はそこにも注目していましたが、東京の時給は何と最下位でした。

主要な都市で、大阪では 35位、福岡は 44位、と大きな都市がある県は軒並み下の方でした。

名古屋擁する愛知だけは 15位と、ここは比較的健闘していると言えますね。

逆に、一番高給な県は 秋田県でした。

 

これは、都会の方が人は多いが、薬剤師も多いことの裏返しなのか?

この点は別途調べてみます。

 

ですが、地方は求人の絶対数がどうしても都会の求人数よりは少なくなりますので、給料的に好条件で勤めたいのなら、タイミングもありますが早く動き出すのが良いのではないでしょうか?

好条件の求人は優先的に無くなっていきますし、時給が100円違えば、年間20万円ほど年収が変わります。・・・これは大きいですよね。。

 

パート薬剤師の平均時給

薬剤師は、パート勤務の方も非常に多いことで知られます。

元々薬剤師は女性の人の方が多く、その男女比は概ね、1:2 の割合です。

女性は結婚すると働き方をセーブする人が相対的に増えますので、そういう意味でもパートの人気が高いことが言えるのだと思います。

 

話を元に戻します。 この項の題名を「年収」ではなく「時給」としたのは、パートは短時間勤務であり、その勤務時間は人によりばらつきが大きいからです。

では早速下表をご覧ください。

 

平均時給 男女計 男性 女性
平均時給 2,390円 2,407円 2,388円

平均時給(短時間労働者)
※厚生労働省-「平成29年 賃金構造基本統計調査」 より

 

コンビニのバイトや、スーパーのレジ打ちのパートの時給が 1,000円 に満たないことを考えると、やはり薬剤師という職業は破格の値段です。

この時給は、週に3日、半日(4H)のみ働いただけでも 10万円/月 を稼ぎ出す水準です。

仮に旦那さんの扶養内で働きたい人にとっては扶養内に抑えるのが大変なくらいです。

 

 

薬剤師が年収をアップさせる方法

皆さんが何のために薬剤師になったのか?

 

薬剤師となって、患者さんのために、社会のために役に立ちたいから?

・・・どうもしっくりこないですね。。別に薬剤師である必要はないでしょう。

もちろんこういう方もいると思います。志が高くて非常に尊敬致します。

ですが、こういう方は実際のところ、かなりの少数派ではないでしょうか?

 

実家が薬屋

それなりにいそうです。親に継げ! と言われ薬剤師に。。

そういう方は、実家の薬屋がいかにすれば儲かるか? を考えなくてはいけませんね。

あなたが経営者ですから、年収をアップさせるためには、実家に置いてある薬をいかにして捌くか? に注力しなければいけません。

このことは、売るものが単に薬というだけで、あまり薬剤師とは関係ありません。

 

資格があった方が安心

ほとんどの方はこういう感じではないでしょうか?

終身雇用も崩壊し、一般サラリーマン社会では、非正規社員に溢れ、、ワーキングプアだの、生活保護などとマスコミは報道し・・。

そりゃ資格が欲しくなりますね。

ここで意識したいのは、安心を得るための資格ですので、いったい何のための安心か? というところです。

これは、ずばり「自身の生活」であることは明白ですね。すなわち「お金」です。

 

みんな、意識してかしていないかはともかく、お金が欲しいがために、薬剤師になっているはずなのです。

しかも、一般サラリーマンよりも多くのお金を稼ぎたいから薬剤師なのですね。

お金自体は別に薬剤師でなくても稼げますが、なぜ一般的なサラリーマンでなくて、薬剤師なのかを考えると、わざわざ遠回りして資格を取っている訳ですから、より多くのお金を稼げることを期待しているはずなのです。

 

ここでは、そんな薬剤師が今の年収をより上げたい場合、どうすれば良いのかを考えます。

 

薬剤師を極める

これは正攻法です。

ここで書くのはおこがましいほど、薬剤師の方はもちろんご存知のことと思いますが、薬剤師には、「認定薬剤師」 さらには 「専門薬剤師」 とステップアップ出来るシステムがあります。

 

これらは、薬のスーパーエキスパートであり、以下の5つの分野で認定制度をが設けられいます。

  • がん
  • 精神科
  • HIV感染症
  • 妊婦・授乳婦
  • 感染制御

 

これらの専門薬剤師ともなれば当然年収はアップさせていくことが出来るでしょう。

※この分野はここで詳細に記載するにはボリュームが大きいため、別途記事としますのでお待ちください。(執筆中)

 

ですが、専門薬剤師への道はそれなりに険しいものとなっていますので、目指すであればそれなりの覚悟も必要となります。

 

より良い条件の職場へ転職する

やはり手っ取り早く年収を上げるには、これが最も効果的です。

既に書いたように、薬剤師になった理由は大方お金です。

特に平均に届いていないような方は、何のために薬剤師になったの??って話になりますし、低賃金の理由はその事業所によるものです(平均以下ということは、その事業所が安く薬剤師を使っているため、個人の力でどうこうなるものではない)。

従って、そのときはもう 転職するしかありません。

 

派遣で働く

上記の延長線上にある話ですが、今まで本記事上部で見てきたように、派遣の時給は破格です。

正規で働くのがバカらしくなる人も中にはいるほどの高給を実現しています。

本記事の派遣平均年収の項でも見たように、平均的な時給であれば、700万円程度の年収は見込める可能性は高い です。

 

前述したように現在派遣は、その収入が魅力的であることから人気が高まりつつあります。

実際派遣の求人も多くなってきました。

転職する先として、「派遣」を選択するのも一つの手 となり得ます。

 

薬剤師 転職支援サービス

 

仕事は人生において非常に重要な位置にあります。仕事をしなければ生活出来ません。少し年収が上がるだけでも長い目で見ればそっちの方が間違いなく良いですし、そう出来れば少なくともその分の生活は楽になります。

少しでも転職が頭によぎっているのなら、進めてみましょう。

 

最後に・・・

今回は薬剤師の年収について、見てきました。

 

薬剤師の年収は、全業種の平均年収に比べるとはるかに良い年収となっています。

これは当然です。

長い年月を薬剤師になるために勉強し、やっとなれる職業がだれでもやれる仕事の同水準であれば、重要な仕事であるのにも関わらず、誰もやらなくなってしまいます。

 

ですが、そんな中、勤め先によって年収が低くなっているケースは必ず存在します。

給料の問題であれば、いとも単純な、それは転職という形で解決が可能です。

 

折角苦労して掴んだ「手に職」なので、フル活用し稼いじゃいましょう!

 

以上、うっちゃんでした。。

 

 

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